今年は大豆で作る「発酵食品」を自由研究にしてみませんか?

2019.07.16

子どもたちにとっては待ちきれない、お父さんお母さんにはちょっぴり憂鬱な?夏休みが近づいてきました。

特に、親子そろって頭を悩ませてしまいがちな宿題といえば、自由研究。むしろ「子どものころから、自由研究って苦手だった……」というお父さんお母さんも少なくないかもしれません。

そんなお悩みにも役立つ、発酵にまつわるKintre!的「自由研究のヒント」になる一冊をご紹介します。

食卓に欠かせない
大豆食品の「へんしん」を
豊富な写真で紹介!

『大豆のへんしん図鑑』/稲垣栄洋 監修・谷本雄治 指導/小峰書店

大豆がさまざまな食品に“変身”する過程などを、子ども向けに解説した『大豆のへんしん図鑑』。3冊シリーズの第2巻『大豆のへんしん図鑑 とうふ・なっとう・みそ・しょうゆ』では、ナビゲーター役の大豆のキャラクターたちが、日本伝統の大豆をつかった食品、豆腐・納豆・味噌・醤油がそれぞれどんな工程で作られているかを、豊富な写真と丁寧な解説で紹介しています。

いずれの食品も、蔵元や製造工場の写真を大きく使われており、ページをめくるたびにさながら工場見学のような感覚が味わえます。それぞれの「へんしん」プロセスや、発酵の仕組みを解説しています。

例えば「とうふ」の章では、豆腐が材料となっている厚揚げ・油揚げ・高野豆腐の作り方についても紹介したり、「しょうゆ」の章では、「こいくち」「うすくち」「たまり」「さいしこみ」「しろ」と醤油の種類の違いにも触れています。
大人でも「そうだったのか!」という豆知識や発見に溢れた内容です。

おうちで、発酵食品を作って食べる自由研究に挑戦!

本書では食品の製造過程だけでなく、おうちで簡単にできる実験も紹介。

木綿豆腐から油揚げを作る方法、みそともろみを搾って味比べなど、家庭やスーパーにあるもので手軽に行える実験ばかりです。

また大豆ではありませんが、身近な発酵食品として、おうちでの「甘酒」の作り方も紹介。ご飯と麹で作る甘酒の発酵の仕組みは「口でご飯をかんでいると、(ご飯が)あまくなるのと同じことなんじゃ」というワンポイント解説も。

本書の最後には、発酵と腐敗の違いについても触れています。この違い、大人でもうまく説明できない人が多いのでは?

発酵は、食品の消化がよくなるだけではなく、いろいろな栄養やうまみが生まれることを指します。一方、腐敗とは微生物の働きによって人間にとって有害になること。

食べ物をくさらせるのは腐敗菌という微生物が働いたからなんじゃ。発酵は、この腐敗菌がふえないように、コウジ菌やコウボ菌など、人間にとってよいものをつくってくれる微生物がふえるようにしているんじゃ

この本で紹介されている実験をヒントに、「ほかにも身の回りで大豆から作られている食品はないかな? どんな発酵食品があるかな?」と子どもたちの好奇心を刺激するヒントにもなりそうです。

何より、自由研究の成果が食卓に並ぶおかずになるのですから、子どもにとっても作って食べて一石二鳥、大人にとっても宿題が終わっておかずもできて一石二鳥! 今年はおいしく栄養満点な自由研究に挑戦してはいかがでしょうか?

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