「体幹」を強くすると、どんなメリットがあるのか? 【男のkintre!:体幹編②】

2019.05.28

最近よく耳にする「体幹力」という言葉。なぜ体幹は鍛えたほうがいいのでしょうか? 体幹を鍛えるとどんなメリットがあるのでしょうか? 

日常生活のパフォーマンスにも大きな影響を与える「体幹力」について、パーソナルトレーナーの森俊憲さんにうかがってきました。前編、後編の2回に分けて詳しく紹介します。

「体幹を安定させる」の意味とは?

「体幹」を強くすると、どんなメリットがあるのか?  【男のkintre!:体幹編②】

トレーニングの指導をしているとき「体幹を安定させてください」という言葉をつかうときがあります。初めて聞いた人には「どういう意味ですか?」と質問されるのですが、要するに「ちゃんとおなかに力を入れてくださいね」という意味なんです。

例えば、イスに座ったまま、机の上の荷物を腕だけで動かすとします。体幹に力が入っていれば、腕を動かすだけで移動させられます。

「体幹」を強くすると、どんなメリットがあるのか?  【男のkintre!:体幹編②】

でも、もし体幹に力が入っていないと、腕を動かすときに上半身が反対側に傾いてしまうはず。

「体幹」を強くすると、どんなメリットがあるのか?  【男のkintre!:体幹編②】

トレーニングでは「反動や勢いをつけずに、ゆっくりと大きな動作で」というアドバイスをしますが、そういう「安定した正しい動き」をするには、やはり体幹力が欠かせないのです。

体幹を鍛えるメリットとは?

「体幹」を強くすると、どんなメリットがあるのか?  【男のkintre!:体幹編②】

前回、ゴルフの話を例に出しましたが、体幹はボールを飛ばすときだけじゃなく、パターのときにもつかわれます。腕だけでパターを振ると動作は安定しませんが、体幹に力が入っていると、ゆっくりとした動作でもブレることがありません。体幹を使うかどうかで、「動きの質」が変わってくるのです。

そういう意味ではスポーツだけではなく、体幹を鍛えることで日常生活も向上させることができます。階段が上りやすくなったり、歩くスピードが上がったり、電車やバスの中でよろけることもなくなるでしょう。さらには自転車に乗る、ドアを開ける、物を運ぶといった、ふとした動作も楽に行えるようになりますよ。

体幹を鍛えて、姿勢を美しくしよう!

ときどき「体幹を鍛えて姿勢が良くなった」という話を耳にします。もともと人間は楽をしたい生き物なので、体幹の力が弱ってくると、それを補完するために足を組んだり、猫背になってしまいます。体幹力が弱い人にとっては、悪い姿勢のほうが楽だから、自然とそうなってしまうのです。

しかし、体幹が鍛えられて胴まわりに適切な筋肉が付くと、自然と背筋が伸びていきます。「きれいな姿勢をキープしよう」と意識しなくても、胸を張ったきれいな姿勢になります。姿勢が良くなるとスーツなどの服もよく似合いますし、猫背のときよりも堂々とした立ち姿になるので、いい印象を相手に与えることができますよ。

おすすめの体幹トレーニング
「フライングドッグ」

体幹を鍛える入門編トレーニング「フライングドック」をご紹介します。体幹以外にも、ヒップアップと二の腕の引き締め効果もあります。体の裏側をしっかり動かすことで、しなやかで強く・美しいラインをつくることができますよ。

「体幹」を強くすると、どんなメリットがあるのか?  【男のkintre!:体幹編②】

まずは床に両手と両ひざをつきます。

「体幹」を強くすると、どんなメリットがあるのか?  【男のkintre!:体幹編②】

右手・左脚(対角になる手脚)をゆっくりと伸ばします。手脚は床と平行になる高さまで、大きな動作でまっすぐ伸ばしましょう。手と足を伸ばしきったところで1呼吸。メリハリをもってしっかりと動かしてください。左右交互に動かし、連続して10回行います。目安は1日2セットです。

動作のポイントは、体幹を意識しながら反動をつけずにゆっくり行うこと。ダラダラとした動きにならないようにして、なるべく遠くに手脚を伸ばす意識で行ってみましょう。

この記事の監修者

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森俊憲

大学卒業後、京セラ株式会社及びVodafone、ソフトバンクモバイルにて携帯電話の商品開発・プロダクトマネージャーを務める。会社員として働きながら、学生時にトレーニングで培った体を維持するために確立させたノウハウを世に広めるべく独立し、2007年株式会社ボディクエスト設立。

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