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腸内フローラをよりよくする! 日々の食生活4か条

良好な腸内フローラが、身近な腸内フローラが健康のカギになる!?

私たち人の腸内には、数100~1000種類、数100兆個もの腸内細菌が存在しており、その数や種類によって、免疫や代謝に影響を与えると言われています。多種多様な腸内細菌が腸内に住み着いている様子を、お花畑に例えて「腸内フローラ」といいます。腸内フローラの状態を良好に保つことで、健康の土台をつくることにつながるとされています。

腸内フローラを健やかにする方法のひとつは、野菜をたっぷり摂ること。体内の「有用菌」を増やして、腸内環境を良くするためにも、日々の食生活から見直してみませんか?

腸を健康に保つために、まずできることからはじめてみよう

腸内環境を良くするために、運動したり、ヨーグルトを食べたり、マッサージをしたりと頑張った経験はありませんか? 最初は意識していても、結局続かない……なんてことになってしまっては勿体ないですよね。

そこで推奨したいのが、野菜を意識的に摂ることです。腸内を健康に保つためには、日々の積み重ねが大切! 長く毎日続けるためにも、毎日のおかずに、野菜を少し追加してみるなど、普段の生活でできることからスタートしてみましょう。

1.旬の野菜をたっぷり摂ろう!

四季がある日本では、その季節に採れる旬の野菜がたくさんあります。たとえば、春が旬の野菜を見ると、キャベツ、アスパラガス、セロリ、タケノコ、スナップエンドウ、新玉ねぎなど。旬の野菜は栄養価も高く、味も良いので一石二鳥! たっぷり摂って、腸に栄養を送りましょう。

2.乳酸菌とビフィズス菌を摂ろう

腸で活躍してくれる有用菌は、食生活や生活習慣の変化、加齢により減っていくので継続して補うことが必要です。

有用菌を効率よく摂るためにも、乳酸菌やビフィズス菌が含まれている乳製品を摂取して、有用菌を助けましょう。また、一言に乳酸菌とビフィズス菌と言っても、その種類や働きもさまざまです。いろいろ試して、自分に合う乳製品を探してみてくださいね。

3.食物繊維を摂って、便を作るエネルギーに!

腸内フローラを健やかにするためには、食物繊維を摂ることも大切です。食物繊維には、腸の動きを整えたり、便のかさを増やして排出しやすくしてくれたりする働きがあります。お通じが最近乏しい方は、この食物繊維が豊富な食材を取り入れてみましょう。

食物繊維を含む食材として代表的なものは、豆、海藻、きのこなど。便を押し出す手助けをしてくれるので、積極的に取り入れてみてくださいね。

4.オリゴ糖の含まれる食材を摂ろう

オリゴ糖は、腸内フローラの栄養源にもなってくれるため、腸内環境を整えるのに最適です。砂糖や麦芽糖の仲間ですが、比較的低エネルギーなので、液体タイプの市販品を使えば、罪悪感なく摂取できるはずですよ。

また、オリゴ糖を豊富に含む食材としてあげられる、大豆、たまねぎ、ごぼう、アスパラガス、バナナなどもおすすめ。食材を選ぶときに、意識してみてくださいね。

腸をさらに強くする!?

最近話題の生きたまま腸まで届く、「プロバイオティクス」。腸内フローラのバランスを改善することにより、人に有益な作用をもたらす生きた微生物のことを言い、腸の活動を助けてくれると言われています。

腸内フローラを良好にする菌が含まれるサプリメントや食品も増えているため、こういったものを取り入れるのも、ひとつの手といえるでしょう。腸内環境をよりよいものにしたいのであれば、今回ご紹介した4か条と併せて、検討しみてはいかがでしょう?

【参考】
Wikipedia:食物繊維
野菜ナビ 春の野菜
日本内科学会雑誌第104巻第1号 腸内細菌の種類と定着
e-ヘルスケアネット:腸内細菌と健康

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