あなたのお通じは快調? 意外と知らないうんちの作られ方

どうやってうんちが作られるか知っていますか?

食べたものが消化・吸収されてから、排泄されるうんち。あなたはうんちが食べ物のカスだけでできていると思っていませんか? 実はうんちの中身は、食べ物のカスだけではないのです! そこで今回は、うんちがなにでできているか、どうやって作られるか、うんちに関するアレコレを解説していきましょう。

腸の中でどうやってうんちが作られるか理解しよう

みなさんは、うんちがどのように作られているかご存知ですか? 便秘などの腸の不調に悩んでいるならば、うんちの作られ方を理解することが快調なお通じへの糸口となるかもしれません。

食べ物が口に入ってから腸に届くまで

食べた物は口の中で唾液によって消化しやすい形に変えられ、食道を通って胃に入ります。胃では一旦食べ物を蓄えて、消化の第一段階を行います。小腸で食べ物を効率よく消化吸収できるように、塩酸(胃酸)やペプシノーゲン(消化酵素)でドロドロな状態にするのが胃の働きです。

食べ物の胃内滞留時間は、果物で20分~30分、野菜で1時間~2時間、炭水化物で2時間~4時間、タンパク質で4時間~6時間。多くの食べ物は、食後2~3時間で小腸へ送られると言われています。

うんちになるまでは1日から2日かかる

食べた物がどれくらいでうんちになるかご存知でしょうか? 口から入った食べ物は、食道、胃を通って小腸、大腸を通過し、最後に肛門からうんちとなって排泄されます。この間に、さまざまな消化液が作用して消化されて、最終的に大腸でうんちが作られるのですが、この期間は一般的に、1日~2日程度です。しかし、便秘の方の場合、うんちが大腸の中に長く留まってしまい、この期間が1週間になってしまうこともあるようです。

小腸で消化吸収し、大腸でうんちが作られる

小腸は長さが5mから6m。胃で細かく分解された食べ物をさらに本格的に消化して、小腸壁からその、ほとんどの栄養分が吸収されます。その後、大腸に送られて、水分が少しずつ吸収され、腸内細菌によって「発酵」します。蠕動運動とともに運ばれつつ、古くなった腸の粘膜や、腸内細菌の死骸などと混ざって固まったものがうんちになります。

わずか1gのうんちに約1兆個もの腸内細菌が含まれる!

うんちのほとんどが、食べ物のカスだと思っている方も多いと思いますが、実は健康な人のうんちの場合、80%が水分です。残る20%のうち、食べ物のカスは3分の1にすぎず、3分の1が、生きた腸内細菌とその死骸、残りの3分の1は剥がれた腸粘膜にあたります。こう聞くと、うんちを作るために、水分摂取が非常に大切であることがおわかりいただけるのではないでしょうか?

そして、思いのほか、腸内細菌が多く含まれていることに驚いた方も多いはず! 腸内細菌は、常に新しい菌に入れ替わっています。腸内細菌の中でも、有用菌と呼ばれている菌が多いと健康なうんちを作ることができ、有害菌と呼ばれている菌が増えてくると、下痢や便秘がちになってしまうのです。できるだけ、いい菌を腸に送りこんで、腸内環境を整えていきましょう!

あなたはどんなうんちですか?

快便と言われるような理想的なうんちは、80%が水分のバナナ型で、匂いがきつくないもの。便秘がちになってしまうと、カチカチ、コロコロ便になったり、有害菌が優勢な場合には長細いうんちがでたりすることもあるため、快便かどうか確認して、健康状態をチェックしてみましょう。

うんちの茶色い色は胆汁の色ですが、いつもと色が違う場合には、体に異常がある可能性もあります。うんちの色は食べたものの色の影響を受けることがありますので、思い当たるふしがなく、いつもと色が違うことが続くときは、うんちになんらかの異常があることが考えられるため、自己判断せずに早めに医師などに相談してくださいね。

うんちは体のお便り! ちゃんと快便していますか?

うんちは体の健康を表すバロメーターで、体があなたに健康状態を知らせてくれるお便りです。うんちの状態をよく観察することで、健康をチェックすることができるはず。みなさんも便の状態をチェックして、健康管理する習慣をつけてみてはいかがでしょうか?

【参考】
弘鳳会 「食物の胃での滞留時間、ご存知ですか?」
四日市社会保険病院外科部長 梅枝先生
東京学芸大学 便秘について
全薬工業株式会社「うんち」の中身はなんだろう?

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