世界の発酵食品レシピvol.2:
サバ缶とキムチのスパゲティ

2018.12.06

買い置きできるサバ缶とキムチを使ったお手軽スパゲティです。麺さえゆでれば、あとは電子レンジで仕上げるのでとっても簡単。キムチのカプサイシンとサバの多価不飽和脂肪酸のはたらきで、ダイエット効果も期待できます。

韓国の家庭には「専用冷蔵庫」が!
キムチは韓国の食生活に欠かせない発酵食品

韓国料理店ならずとも、今や日本中のどこのスーパーでも買えるようになった「キムチ」。すっかり日本でもおなじみの食品となりましたが、発祥の地・韓国のキムチ愛には及びません。

韓国ではほとんどの家庭に「キムチ専用冷蔵庫」があるほど、キムチは生活に欠かせない存在。もともと、伝統的なキムチは大量に漬けたあと壺に移し、地中に埋めて熟成させていましたが、マンション住まいの人が多くなると同時に、このキムチ専用冷蔵庫が開発されたそうです。

キムチ冷蔵庫にはキムチを保存するだけではなく、適度な温度を保って熟成させる役割も。熟成したキムチは味が複雑になっておいしくなるばかりか、ビタミンや乳酸菌などの栄養がグンと増えることが分かっています。「キムチとご飯さえあれば3食問題なし」と言われるほど、キムチは韓国人の食と健康を支えるソウルフードなのです。

サバ缶とキムチのスパゲティの作り方

■材料(2人分)

  • キムチ…100g
  • サバ缶(水煮)…1缶
  • しめじ…ひとつかみ
  • スパゲティ(1.7mm前後)…160g
  • オリーブオイル…大さじ2
  • しょうゆ…小さじ1
  • 塩…ひとつまみ
  • こしょう…少々
  • 卵黄…1個分
  • 小ねぎ…適量

【準備】
・鍋に2リットルの水、大さじ1の塩を入れ沸かす。
・しめじは石づきを切り落としてほぐす。
・小ねぎは小口切りにする。

①耐熱ボウルにサバ缶、しめじ、オリーブオイル、しょうゆ、塩、こしょうを入れる。ざっと混ぜたらラップをかけ、電子レンジ(600W)で3分加熱する。

②鍋にスパゲティを加え、パッケージの表記通りの時間でゆでる。ザルにあけて水けをきる。

③①にスパゲティ、キムチを加えてよく混ぜる。

【ポイント】
加熱すると乳酸菌が死んでしまうので、キムチは最後に加えます。

 

④器に盛り、卵黄をのせ、小ねぎを散らしてできあがり。

腸スッキリ&血液サラサラで
ダイエットしたい人に!

ゆでた麺と具材を混ぜただけとは思えない本格的な味わいにびっくり! 通常、パスタの香りづけにはにんにくや唐辛子が使われますが、それらが既に含まれているキムチを使うことで、少ない調味料でも味つけがバッチリ決まるのです。サバ缶には魚のうまみがたっぷり詰まっているので、全体を混ぜて食べるとおいしさがひとしお!

さらに、既に加熱されているサバ缶を使うことで、調理の手間も時間も大幅カット。電子レンジでさっと加熱するだけでOKです。ポイントは、キムチだけ最後に加えること。キムチに含まれる乳酸菌は、高温で死んでしまいます。死んだ菌も他の善玉菌のエサとなってくれるので無駄にはなりませんが、そのはたらきを最大限に生かしたいなら加熱を避けるのがオススメです。

簡単でおいしいだけでなく、健康効果も抜群。キムチの持つ乳酸菌のはたらきで腸の環境が整い、便秘の改善や美肌効果が期待できます。さらにサバに含まれるEPAやDHAなどの多価不飽和脂肪酸には、血液をサラサラにして血液中の中性脂肪を減らし、体脂肪減少を促進する効果も。キムチに含まれるカプサイシンの脂肪燃焼効果も相まって、ダイエットを助けてくれる一皿です。

宴会の場が増えるこれからのシーズン。体が重たくなってきたなと感じたら、体調管理にキムチの力を借りてみてはいかがでしょうか。

このレシピの監修者

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よしもとこゆき

世界にもっと、「おいしい」魔法を広めるため、レシピ開発やスタイリング、飲食店プロデュースなど食に携わる仕事を中心に、デザインやイラスト、コラムの執筆など幅広く活動中。http://table411.net/

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