《薬剤師監修》春は便秘になりやすい!? 対策するには?

2018.04.06

4月からの新年度は、誰でも変化を感じることが多いと思います。新人が入ってきたり、自分自身が新しい環境で過ごすようになったりすると、慣れるまではストレスが大きくなりますよね。そんな春が、便秘になりやすい季節なのはご存知でしょうか。なぜ春に便秘が増えるのか、その理由や対策についてご紹介します。

春は自律神経が乱れやすい

春に便秘になりやすい主な原因は、自律神経の乱れによるものです。新生活のスタート時期、異動や引っ越しなど生活環境が大きく変化する人も多く、不安や緊張でストレスを感じやすくなります。また、人によっては花粉などのアレルギー反応が出やすく、ストレスを抱えるようになります。

また4月はまだ寒暖差が激しく、不安定な気候に体がついていけないことや、気圧の変化で自律神経の切り替えがしにくくなることも関係しています。
このように春は、1年の中でも自律神経を乱す原因が多い季節なのです。

自律神経と腸の関係

自律神経には、交感神経と副交感神経があります。交感神経は「エネルギー消費の神経」とも言われ、活動量を上げる働きがある神経です。逆に副交感神経は、エネルギーを節約しリラックスする働きを持つ神経です。

この2つの神経は常にバランスよくオンオフを続けているのですが、春は自律神経の乱れにより交感神経がオンの状態が続きやすくなるため、活動量が上がって肉体的にも精神的にも疲れやすくなります。

腸は副交感神経がオンになったときに動くようにできている臓器で、栄養・水分の吸収や異物の排泄を行います。しかし、自律神経が乱れると交感神経が過剰にオンになるため、腸の動きが悪くなってしまいます。これが便秘を起こしやすくする原因なのです。

春の便秘対策には?

春の便秘対策としては、いつも以上に自律神経を整えるよう意識しましょう。交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズに行う方法を紹介します。

服装でこまめに温度調節をする

春の寒暖差の変化に対応できる服装を選びましょう。ジャケットやカーディガンなどを服装に取り入れ、朝や夜の冷えるときには羽織る一方、太陽が当たる昼間や暖かい屋内にいるときには気軽に脱げるようにして、こまめに温度調節をしましょう。

短時間でできるリラックス法を取り入れる

余計なストレスをため込んでいると感じたら、休憩中にコーヒーブレイクをとる、お昼休みに仮眠をとるなど、ちょっとした時間をリラックスタイムに変える工夫をしましょう。ハンカチにアロマの香りをつけたり、マッサージを短時間受けに行ったりするのも良いでしょう。

起きたら白湯をゆっくりと飲む

白湯はアーユルヴェーダや東洋医学でも大変効果が高いものとして考えられています。起きてから白湯をいただくことで、体が活動を始めるのを補佐する役割があります。リラックス効果を生み、胃腸の働きも白湯で動きやすくなるので効果的です。

食事はゆっくり味わって食べる

早食いは胃腸を疲れやすくしてしまいます。食事をゆっくりと味わうことで味覚からのリラックス効果も期待できるため、心がほっとするような料理をいただいてみましょう。朝は少量でもいいので、味わって食べるのがおすすめです。

春の自律神経の乱れによる便秘やその対策方法についてご紹介しました。暖かくなっていく春に少しでも不調をなくせるよう、セルフケアを大切にして毎日笑顔で過ごしましょう。

【参考】
春の寒暖差で約9割が「春バテ」!自律神経を整える春バテ解消法|ウェルラボ
自律神経をコントロールして、「肩こり」「冷え性」「便秘」の三大不調を改善!|美的

この記事を監修してくれた方

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宮本知明

薬剤師。総合病院で薬剤師を経験。学生時代の病院・薬局の6カ月の実務実習と薬剤師になってから仕事をしていく中で、患者さんの薬依存の実態、減薬されていかない現状を目の当たりにし、現代医療と薬に疑問を持ち始める。自然療法・心理療法の資格を習得し、講師業・執筆業を通じて薬を減らす健康管理から豊かな人生へ導く「ホリスティックヘルス」を個人・家庭から促す啓蒙活動を現在行っている。
日本ホリスティック医学協会専門会員。日本抗加齢医学会会員。日本プライマリ・ケア連合学会会員。
宮本知明公式ブログ http://holisticpharmacist-tomo.com/

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