なぜか臭い「すかしっぺ」!おならとの違いとニオイの理由とは

2018.03.19

「おなら」には大きな音をたてるものと、音が出ない「すかしっぺ」があります。急におならがしたくなったとき、こっそりすかしっぺをして、事なきを得たことがある人もいると思います。

でも不思議と音の出るおならよりも、すかしっぺの方が、ニオイが強烈で臭いイメージがあります。せっかくこっそり放ったおならも、ニオイが強烈なら周りにばれてしまいますよね。おならとすかしっぺの1番の違いは音の有無ですが、ほかにも何か違いはあるのでしょうか。

今回はおならとすかしっぺとの違いと合わせて、臭いの原因と理由を紹介します。

「すかしっぺ」と「おなら」の違いとは?

音の有無や臭いの強さが違うため、音の出る「おなら」と「すかしっぺ」は別物だと感じる人もいるかもしれませんが、このふたつの主成分は同じです。違うのは空気の量です。

おならをするときに音がでる原因は、おならをすることで肛門上皮がふるえるからです。通常のおならは空気をたくさんふくんでいるため、力強くだせばだすほど肛門上皮のふるえが大きくなり、そのぶん音も大きくなります。
逆に、空気の量が少なければふるえも小さいため、音があまりでません。これがすかしっぺです。

なお、おならは食事などで取り入れた空気が7割、残りの3割は腸内で作られたガスでできています。このどちらか、あるいは両方が少なくなるとおならの量が減り、すかしっぺをしやすくなるのです。同様に、おならの回数が増えると、それだけ体内の空気や腸内のガスの量も減ります。おならがよく出るときは、それだけすかしっぺが多くなる傾向があるようです。

おならが臭い原因は?

おならは酸素、二酸化炭素、窒素、水素などで構成されており、無臭または臭いがそれほどないものが多いのです。おもに臭いの元となる成分は、硫化水素、アンモニア、スカトール、インドールなどです。

この臭い成分を発生させる原因は腸内に生息する有害菌です。腸内の有害菌はタンパク質やアミノ酸を分解する力をもっており、この分解によりスカトールやインドールが発生してしまいます。腸内環境が乱れて有害菌が増えれば増えるほど、おならの臭いが気になるようになります。

さらにすかしっぺとなると、空気の量が少ないため空気中の臭い成分の割合が多くなり、臭さが濃縮されてしまいます。これがすかしっぺをとくに臭く感じる理由です。

臭いが気になるなら腸内環境を整えよう

おならの臭いは腸内環境をよくし、有害菌を減らすことで抑えられます。まずは食事や生活習慣を改めて、腸内環境を整えることから始めてみてはいかがでしょうか。また、ストレスや寝不足によって自律神経のバランスが乱れることも腸内環境の悪化につながります。ストレス発散と十分な睡眠を心がけましょう。

有害菌のエサとなるものには、タンパク質や脂質があります。摂りすぎるとオナラを臭くする原因となるため、お肉中心の食生活など偏った食事は避けてください。アルコール、インスタントラーメン、スナック菓子の食べすぎも要注意です。実は腸によいと思われている牛乳やヨーグルトも体質によっては、乳糖をエサに有害菌が増殖してしまう可能性もあるそうです。食物繊維やビタミン、ミネラルなど栄養バランスの整った食事を摂ることが大切です。

臭いオナラが長期間続くことは、腸内で有害菌が増えた状態が続いていること。放っておくと思わぬ病気につながる可能性もあります。食生活や生活習慣を整えても変わらない場合は 、医療機関に相談をしてみてはいかがでしょうか。

生理現象とはいえ、女性の場合はとくに気になってしまうおならの臭い。腸内環境を整えて、少しでも恥ずかしい思いをしないようにできたらうれしいですね。

【参考】
大きな音のおならより、「すかしっぺ」のほうが臭いのはなぜ?
おならがくさいのはどうして?ニオイを発する原因と対策
NIKKEI STYLE「おならがたくさん出て困る…原因は腸内バランス 」
毎日新聞「便秘大敵! 腸を制するものは自律神経を制す」

pagetop