「女子トイレ研究室」1月勉強会レポート お米の発酵水で肌も腸も家もピカピカ!(前編)

2018.03.12

女性同士でも語り合うのが恥ずかしい、排泄や月経の悩みを“トイレ”という視点から学ぶイベント「女子トイレ研究室」が2018年1月28日(日)に東京・神保町で開催されました。今回のテーマは「お米から作る発酵水」。

“体がさびる”という表現もあるように、体が酸化することは、美肌や健康の大敵といわれています。お米から作る発酵水は酸化を元に戻す力(=還元力)が高いため、飲用としてはもちろん、美容や掃除にまで活用できるそう。

講師は、「発酵食ってからだにいいの?」でも講師を務めてくださった発酵生活研究家でナチュラルシフト共同代表の栗生隆子さんです。

女子トイレ前編_2今回も“発酵”についてほっこりとかつ熱く語ってくれた栗生さん

“発酵”ってどんな状態? 基本のキ!

今回のテーマである「お米の発酵水」はどのようなものなのでしょうか? “発酵”と聞くと、お米に菌や微生物がいて、そのおかげで発酵しているように思いがちですが、発酵水には乳酸菌と呼べるほど検出される菌はいません。

お米の発酵水は、大きく3種類にわけられます。米の研ぎ汁を使ったもの、水に生米を直接入れて発酵させたもの、50度の湯で洗った玄米を使ったものです。
「お米の発酵水」はどういった過程を経て作られるのでしょうか? その答えは素材が発酵するプロセスにありました。

<発酵の過程>

女子トイレ前編_3発酵は素材⇒乳酸菌⇒酵母⇒酢酸菌と4段階を経ています

素材は上の図の順で発酵していきます。素材と水が合わさってブドウ糖やアミノ酸を分解したときに発生するのが乳酸菌で、失活した乳酸菌やブドウ糖をエサにしてできるのが酵母です。さらに、酵母が呼吸をした二酸化炭素がアルコールを作り、空気中の酢酸菌が入ると酢になります。乳酸菌が発生したタイミングではヨーグルトや甘酒が、酵母が発生したタイミングではパンやお酒が、そして酢酸菌が発生したタイミングでは酢ができあがります。

そして、お米が発酵する過程で、乳酸菌が発生する直前のものを「お米の発酵水」と呼びます。

お米の発酵水が還元しているかどうかを測るときに、栗生さんは還元メーターという機械を使用しています。ゼロを基準として、還元メーターで出る数値がプラスなら酸化力が強く、マイナスになると還元力が強くなることを意味します。

「還元メーターで水道水を測るとプラスの数値が出ますが、お米を入れて24時間経つと数値は−300から-500くらいになります。還元メーターがなくても24時間経てば還元水になっているので大丈夫ですよ」と栗生さん。

今すぐ作れる「お米の発酵水」レシピ

では、実際に「お米の発酵水」の作り方を学びましょう。

・容器の選び方

中がしっかりと洗えるように、広口タイプのガラス容器がベスト。プラスチックは表面にキズがつきやすく雑菌が入りやすいため、避けた方がいいそうです。保存容器に重宝するホーローは、お米の発酵水との相性が悪く、臭くなってしまうそうです。

・発酵温度と時間

室温20~23度がベスト。発酵時間は12~24時間を目安に。夏は冷蔵庫で発酵、冬は発酵時間を長めにしましょう。

<作り方>
【材料】
生米(白米または玄米):2~3合
水:約0.5~1リットル

1.お米を水で研ぐ。1回目の研ぎ汁は捨てる
※2~3回目の研ぎ汁のほうが還元しやすいそうです

2.1を容器に入れて12~24時間発酵させる。酸素が必要なので容器は密閉せず、空気の通り道を作る

3. できあがり

<飲用発酵水の作り方>
【材料】
生米(白米または玄米):大さじ2~4
水:500ml

1.お米を洗う

2.水に白米を入れて発酵させる(夏は冷蔵庫保存で、冬は1~2日ほど置く)

3.できあがり。発酵水に使ったお米は、数回使用できます

女子トイレ前編_4季節によって発酵時間は異なりますが、思いのほか短時間でできちゃいます!

栗生さんはお米の研ぎ汁を掃除用に使っています。一方、飲用や美容には、にごりやでんぷん質のない生米を入れた水が適しているそうです。

注意点として、掃除用も飲料用も長期保存すると雑菌が増殖する可能性があります。必ず1日で使い切るようにしてください。

意外と簡単に作ることができる「お米の発酵水」。
後編ではその使い方と質疑応答の内容をお伝えします。

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