【専門家監修】おなかにまつわるお悩み相談:引越しや旅行で便秘に。どうしたらいいの?

2018.01.19

有用菌や有害菌、日和見菌などの多様な菌が生息するおなかの中。腸内最近の数や比率は人によって異なるため、当然ながら、おなかにまつわる悩みもさまざまです。

便秘や軟便など人には相談しづらいおなかの悩みに、「菌トレ」専門トレーナーでコロンハイドロセラピストの齊藤早苗さんが答えてくれる連載がスタートしました。今回は、「環境の変化で便秘になってしまう」方からのお悩みを紹介します。

お悩みの内容

私は環境の変化に弱く、引越しや旅行の際には必ず便秘をします。ひどいときは一週間くらい便が出ない状態が続き、胃もたれや肌荒れなどの症状も現れます。こうなってしまうと何をしても解消されず、便秘薬を飲んで対処している状態です。環境の変化で生じる便秘の予防や対策があれば、教えていただきたいです。(38歳 自営業)

齊藤早苗さんの回答

これは、一過性便秘の症状ですね。今まで快便だったのに急に便が出なくなる症状で、環境の変化による生活リズムの乱れやストレスが原因で起こります。
もとの生活リズムが戻れば自然に改善しますが、やはり日々のケアが大切です。スムーズなお通じにつなげるための6つのポイントをご紹介します。

1.できるだけ早い時間に就寝する日を作る

腸は自律神経の副交感神経に刺激されて動きます。副交感神経はリラックスしているときや夜寝ている間に活発になる神経です。夜にしっかり眠ることで腸が動いて、腸のそうじをしやすくなります。

2.朝食を食べる

朝はもっとも腸が動きやすい時間帯です。朝食を摂ることで、胃結腸反射や腸の排便反射が起こり、自然な便意を得られやすくなります。

3.朝のトイレタイムを設ける

腸は習慣づけやすい器官です。毎日トイレタイムを作ることで、便意を催しやすくなります。腸のぜん動運動が最も活発になるのは朝起きてから1時間後といわれています。この時間にゆっくりトイレに座ることをおすすめします。

4.夕食は就寝の2~3時間前に食べる

胃の中を空にして眠ることで、腸のぜん動運動が活発になり、腸のそうじが進みます。夜中に腸のそうじがされると、翌朝の排便につながりやすくなります。

5.生活にゆとりを持つ

緊張していたり、慌ただしく過ごしていたりすると交感神経が優位に働き、腸の動きが悪くなります。ストレスをうまく発散してリラックスして過ごすことが、腸の動きを促します。

6.適度な運動をする

筋肉は自前のガードルです。しっかりとした筋肉が胃腸を支えて、体を動かすことで腸に刺激が伝わり腸を動きやすくします。

ただし、激しい腹痛・嘔吐・激しいおなかの張り、発熱などの症状を伴う場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

便通がスムーズでなくなったときは、生活のリズムが乱れはじめたサインです。便秘の慢性化を防ぐためにも、早めのケアを心がけたいところ。生活習慣を見直して、体をいたわってあげてくださいね。

この記事を監修してくれた方

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齊藤 早苗

コロンハイドロセラピスト・インナー美人アドバイザー
看護師として大学病院などに勤務。2000年、米国で腸内洗浄の研修を受け、8000人以上のガンコな便秘やポッコリおなかに悩む女性に、腸内洗浄(コロンハイドロセラピー)を行う。現在、対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座(http://www.腸内洗浄クリニック.com)にて現職。また、腸の健康推進や腸もみマッサージ指導などの啓発活動として、セミナーや講演、TVや各種雑誌の取材などにも応じる。日経ヘルスで連載した「おなかのきもち」は大好評にて8年間の長期連載記録を樹立。「美女になる腸トレ」(小学館)・「美腸やせ」(主婦と生活社)など著書多数。早稲田大学卒。国際コロンハイドロセラピー協会会員。日本抗加齢学会会員。
齊藤早苗公式サイトhttp://www.saito-sanae.com/

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