「うんこ」を楽しく真面目に語ろう!日本うんこ学会インタビュー 前編

2017.10.13

「日本うんこ学会」とは?

ゲームを通してうんこと向き合い、大腸健康度の向上を目指そうと活動している団体があります。その名も「日本うんこ学会」。

2013年から活動をスタートし、認知を広げている日本うんこ学会。名前だけでインパクトがありますが、活動内容について、代表であり現役医師でもある石井洋介先生にお話をうかがいました。

正しいうんこの知識を普及させるべく、ゲーム開発!?

Q:日本うんこ学会って、どんな活動をしているのでしょうか?

日本うんこ学会の理念のひとつが「正しいうんこの知識を普及させ、国民の大腸健康度の向上を目指す」ということ。そして、「先生うんこに行ってきます!が自然と言える社会を目指すこと」です。

そこで日本うんこ学会は、楽しくうんこに興味を持ってもらうにはどうすべきかを考えました。そのひとつが、開発中のスマホアプリゲーム「うんコレ」です。

うんコレは、擬人化された大腸菌のキャラクターカードを集め、敵を倒していくというゲームです。キャラクターを集めるにはゲーム内ガチャをする必要があるのですが、そのガチャコインは「うんこを観察すること」で手に入れることができます。つまり楽しんで、うんこの観察ができるという仕組みです。

日本うんこ学会を立ち上げた、石井先生の思いとは

Q:うんことゲーム。斬新な組み合わせに驚きを感じますが、そもそもなぜ、日本うんこ学会は立ち上がり、このような活動がスタートしたのでしょうか?

そもそものキッカケは、私が若いころに病気で大腸を切除したことにあります。大腸を切除したあと、一時は人工肛門(ストーマ)で過ごしていたのですが、非常にショックだったのを覚えています。

現在は手術を受け人工肛門を閉じていますが、これらの経験から「何も残らないまま死んでしまう」という気持ちを強く抱き、私は医師を目指しました。そして大腸の健康度が分かる「うんこ」について、もっと身近に感じてほしいと日本うんこ学会を立ち上げたのです。

日本うんこ学会の活動を通して良かったこと

Q:まもなく活動から5年を迎えるとのことですが、最近では「ニコニコ超会議」など、若者向けのイベントに出展することが増えています。活動を通じて感じたことを教えてください。

これまで全く医療について考える機会がなかった人たちにも、興味を持ってもらうきっかけが出来てよかったと思っています。また海外の新聞社などにも取り上げられ、自分でも驚いていますね。

「うんコレ」をはじめとして、一緒にコンテンツを作ってきてくれた仲間には感謝の気持ちでいっぱいです。

Q:ご自分の体験を通して、医師というキャリアを選び、そしてエンターテイメント溢れる方法で医療の情報を発信していらっしゃいます。ボランティアで活動する原動力はどこからきているのでしょうか?

今の時代、医療が高度で複雑になればなるほど、臨床や医師だけでは解決出来ないことが増えてきています。そのため、病院の外でも医師などが医療問題解決にあたる時代になってきたのではないかと考えます。

色々な方に助けてもらいながら進めていますが、もっともっと医療を良くするためには、皆様の力が必要です。ぜひ力を貸して頂けたら、助かります。

病気になったときに慌てるのではなく、前もって正しい知識に触れておく。患者側である私たちが、今できることかもしれません。日本うんこ学会の活動、ぜひチェックしてみてくださいね。

後編では、石井先生に伺った「大人女子のためのうんことの付き合い方」についてご紹介します。

【取材協力】
日本うんこ学会

【参考】
がん研有明病院

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