おなかが痛い…腹痛で病院を受診する際の痛みの伝え方

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ある瞬間から突然、胃がシクシクと痛みはじめた。下腹部の内側にキリキリしたと痛みを感じる。とっさの「腹痛」は経験したことがある人も多いと思います。一時的な痛みなら、しばらく経てば治ってしまうこともありますが、たびたび襲われる強い痛みや、頻繁に続くような急激な痛みは、日常生活にも支障をきたしかねません。

予兆もなく、深刻な痛みが訪れた場合などは、病院へかかるのが最善策になります。しかし、いったい何科を受診すればよいのかと迷うときもあるのではないでしょうか。そして、自分の抱える痛みをどう伝えるかも悩むことだと思います。

スムーズな診察をしてもらうためにはどのような伝え方をすればよいのかも含めて、腹痛時の基本として診療科目の選び方や、痛みの伝え方のポイントなどを紹介していきましょう。

腹痛は何科を受診すればいいの?

「腹痛は我慢すれば治る」と、忙しいときなどはとくに自分の体調をどうしても軽視しがちになります。本来、腹痛は胃や腸をはじめ、さまざまな臓器の不調により引き起こされます。

その原因がはっきりとわかっているような場合、たとえば、ついさっき飲んだ冷たい飲み物でおなかを冷やしてしまった、極端に辛いものなど刺激が強いものを食べ過ぎておなかを壊してしまったなど、自分で思い当たる原因が明らかで、なおかつ一過性であれば問題ない場合もあります。

しかし、何の前ぶれもなく激しい痛みに襲われたり、断続的におなか周りの痛みが続いたりするような場合には、それぞれの痛みがもっと重い病気の予兆であることも考えられます。そのようなときは、なるべく病院へかかることをおすすめします。

ただ、ここで思い浮かぶのは「いったいどの診療科目を受診すればよいか」という疑問です。迷ってしまうこともあるかと思いますが、答えは意外とシンプルで「どの診療科目でもかまわない」のです。大切なのは、何よりもまず病院へ行って処置をしてもらうことです。

症状が単純な腹痛だった場合には、薬を処方してもらうだけで済むこともあります。腹痛をきっかけとして、重い病気が疑われる場合には、個人院なら総合病院への紹介状を書いてもらうなどして、詳しい検査が必要になります。

お腹の痛みの伝え方

ひとくちに腹痛といっても、さまざまな種類の痛みがあると思います。たとえば、キリキリと刺されるような痛み、キュウキュウと絞られるような痛み、ドンドンと響くような痛みなど、表現も色々あります。

病院で詳しい原因を知るためには、どんな痛みなのかを医師へ的確にわかりやすく伝えることが大切です。「でも、どのように自分の症状を伝えればよいのかわからない」という人は、以下に示す3つのポイントを参考にしてみましょう。

1.いつ頃、症状が現れたのか?
空腹時や食後、もしくは深夜、早朝などの時間帯など
2.痛みの頻度
しばらく続いているのか、一時的か断続的かなど
3.腹痛以外に現れた症状
下痢や嘔吐、冷や汗、発熱など

女性ならば、生理の状態や妊娠の有無なども必須事項です。また、「食欲はあるけど急激に痩せた」もしくは「太った」など、食欲や体重の変化などがあった場合は、それらも合わせて伝えるようにしましょう。

受診の際の注意点

症状にもよりますが、腹痛の場合は医師がおなかにふれる「触診」が一般的な診療方法です。しかし、腹痛がほかの病気の予兆である場合は、より詳しく症状を診るためにレントゲンや血液検査などがおこなわれる場合もあります。

ただ、食事などにより胃の中に内容物が残っている場合には、すぐに検査を受けられないために、改めて受診をしなければならないこともあります。忙しくてなかなか病院に行く時間がないという人は、こうした検査を想定して、食事を控えて受診した方が検査をスムーズにおこなえます。

たいていの場合は水分をあらかじめ摂っていても問題ありませんが、コーヒーや牛乳、お茶やオレンジジュースなど色の付いた飲料を摂取していると検査を受けられない、もしくは正常な結果がでないことがありますので注意しましょう。

病院によっては当日の検査を受け付けていない場合もありますが、いずれにしても体調が悪い中で向かうはずなので、無理に食事を控えることは避けた方が無難です。体に負担のかからない範囲で対応しましょう。

腹痛はいつ誰にでも起こりうるものです。我慢すれば痛みが通り過ぎていってしまうこともあるため、ついつい我慢してしまう人も少なくないかもしれません。

痛みの程度は大小あれど、体が何かしらの不調を訴えているのは事実です。腹痛は一つのきっかけに過ぎず、ときには重大な病気が潜んでいる可能性もあります。「このくらいなら大丈夫」と過信せず、無理のないよう病院へ行ってきちんと診断を受けるようにしましょう。

【参考】
腹痛に注目 痛む部位と病気の原因の臓器が直接関係する(@niftyニュース)
https://news.nifty.com/article/item/neta/12180-667383/
けんこう教室「お腹が痛いのですが」原和人 石川・城北病院 総合診療科(全日本民医連)
https://www.min-iren.gr.jp/?p=28665
東京版 救急受診ガイド(東京消防庁)
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-kyuuimuka/guide/07wl/04_16questionR.html
腹痛(Doctors me)
https://doctors-me.com/doctor/symptom/63/ex/1904

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