《専門家監修》おなかにまつわるお悩み相談:自宅以外だと排便を我慢してしまう。対処法を教えて!

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便意を感じたとき、すぐにトイレに行って排便できるのが理想的です。しかし、電車の中などでトイレに行けないことも少なくありません。また、公共のトイレでは落ち着かないため排便を我慢してしまう人もいるようです。

人には相談しづらいおなかの悩みに「菌トレ」専門トレーナーでコロンハイドロセラピストの齊藤早苗さんが答えてくれるこの連載。今回は「便意を感じても、自宅以外だと落ち着かなくて我慢してしまう」方からのお悩みを紹介します。

お悩みの内容

便意を感じても、自宅以外だと落ち着かなくて我慢してしまいます。我慢はよくないとわかってはいるものの、どうにもなりません。うまく乗り切れるための方法、または対処法を教えてほしいです。(35歳・会社員)

自宅以外のトイレで排便できない! 原因と対策を紹介

せっかく便意があっても、慣れ親しんだ自宅のトイレ以外では排便できない。この場合、考えられる原因は次の2つです。

原因1.自宅以外のトイレの汚れが気になる、便座に座りたくない

不特定多数の人が使用する公共のトイレは、掃除をしてもすぐに汚れてしまうこともあるでしょう。衛生面が気になって排便できない方は、下記方法を試してみてはいかがでしょうか。

<対処法>

・普段行動するエリア内の職場や駅などで、快適に排便できるトイレを見つけておく
・公共のトイレでも除菌できるよう便座除菌シートを持ち歩く
・便座に直接肌が触れない和式便器を利用する

原因2.公共トイレは音などを聞かれるのが恥ずかしくて落ち着かない

公共トイレは人の出入りも多いことから、自分が発する音や臭いが気になって落ち着かないことも少なくないでしょう。これは、クリニックでおこなう腸内洗浄セラピーにも通じるものがあります。腸内洗浄中はトイレではない部屋で、看護師セラピスト同伴のもと、ベッドに寝たまま排便をすることになるからです。

1万人の腸内洗浄をしてきた経験から感じることとして、そんな特殊な排便環境でも、おおらかな人・リラックスするのが上手な人・オープンマインドな人は、ベッドに寝たままスムーズに排泄できる確率が高いです。

逆に、緊張しやすい人・神経質で繊細な人・こだわりが強い人は羞恥心が強く、便意があっても排便を我慢してしまうことが多いです。「自宅のトイレ以外は落ち着かない」という人も、そのような特徴があるのではないかと考えます。

外出先での便意を我慢しても、その後に自宅でスッキリとまとめて排便できるようなら問題ありません。自分の一番落ち着く場所で、ゆっくりとトイレタイムを過ごせばOKです。一方、外で排便を我慢した結果、便秘につながっている方も少なくないでしょう。急な便意にも柔軟に対応できるように、思いきって自分の行動や思考を変えてみてはいかがでしょうか。

<対処法>

・人がいても気にしないこと(開き直ってみる)、リラックスしてトイレに入る。
・日本人女性の2~3人にひとりが便秘に悩んでいる時代に便意があるのはとても幸せなこと。腸への「ありがとう!」の思いを込めて、外のトイレも使用する。

他人の気配や音、臭いを気にするよりも、自分の腸が動くことに気を配るほうが何倍も重要です。公共トイレで我慢しそうになったときには、このことを思い出して気持ちを楽にしてください。

腸の動きを整えて、排便のタイミングをコントロールしよう

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今回は自宅以外のトイレで排便できない人の原因と対策を紹介しましたが、「頭ではわかっているけど、どうしても無理!」という方もいるでしょう。そこでオススメしたいのが「朝食後に便意をもよおすように、腸の動きを整えること」です。

【朝、便が出るための腸を作る方法】

・朝食・昼食を栄養バランスよく食べる。夕食は19時までに済ませて就寝時までに間食はしない。夕食が19時以降になった場合は軽め(腹5分目程度)に済ませる。
・胃の中を空にして、夜0時前には寝る。
・早起きして出勤までの時間に余裕を作る。
・朝食をしっかりと食べる。
・便意がなくてもトイレに座り、腸マッサージをする。

<トイレでおこなう腸マッサージの方法>

1.げんこつを両ももの付け根のやわらかいところ(下腹部)にあてながら前屈。そのまま5呼吸する。
2.げんこつをおなかの真ん中にあてたら、前屈して5呼吸する。

腸の動きを整える上で大切なのが、就寝前に胃の中を空にすることです。腸が活発に動く条件として、副交感神経が優位に働いているときと空腹時があります。

眠っている間は副交感神経が働いているため、胃の中を空っぽにしておくと胃腸の動きがより活発になり、夜の間に便が作られるという仕組みです。

これらの方法を習慣づけると腸のリズムも整い、朝食後に便意を感じて朝のうちに排便する習慣が身に付きやすくなります。朝スッキリと排便できれば、外出先で便意をもよおす頻度が激減するはず。

まずは、朝早起きするところから始めてみてはいかがでしょうか。

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