《専門家監修》おなかにまつわるお悩み相談:生理前に便秘になるのはなぜ? 

pixta_32266148_M

便秘でおなかが苦しい、下痢が続いて困るなど、おなかの悩みは人には相談しづらいものです。このようなお悩みに「菌トレ」専門トレーナーでコロンハイドロセラピストの齊藤早苗さんが答えてくれます。今回は、「生理前には、必ずといっていいほど便秘になってしまう」方からのお悩みを紹介します。

お悩みの内容

私は生理前には、必ずといっていいほど便秘になってしまいます。体質だと諦めてはいるのですが、対処法があれば知りたいです。よろしくお願いします。
(34歳・主婦)

齊藤早苗さんの回答

コロンハイドロセラピーを希望する女性に多いお悩みのひとつが、生理前のおなかの調子に関するものです。「おなかにガスがたまり、パンパンになる」「便秘になり、むくみもひどくなる!」など、さまざまなお悩みが寄せられます。便秘薬を使ってもスッキリ出せず、イライラもマックスになるのだとか。

このような悩みは便秘傾向にある女性だけでなく、多くの女性が感じている生理前の不調といってもいいでしょう。生理前の便秘は、女性ホルモンの分泌によって生じます。生理周期には「黄体ホルモン(プロゲステロン)」と「卵胞ホルモン(エストロゲン)」という2種類の女性ホルモンが関係します。排卵後から生理前はプロゲステロンが多く分泌される「黄体期」と呼ばれ、生理後から排卵まではエストロゲンが多く分泌される「卵胞期」といいます。

プロゲステロンには、子宮内膜を厚くするだけでなく、腸の動きを抑える働きがあります。腸の動きが悪くなることでおなかにガスがたまり、おなかが張る、便が出づらくなるなどの症状を引き起こすのです。

・女性ホルモンの力について

生理周期に合わせて、女性ホルモンもお月さまのように満ちたり欠けたりを繰り返します。「卵胞期」「黄体期」と時期によって分泌される女性ホルモンが異なることにより、心や体に与える影響も変化します。こうした心や体の状態を「キラキラ期」「ドンヨリ期」にわけて、説明します。

<女性にとってのキラキラ期>
月経後から排卵まで。エストロゲンが高く、「卵胞期」と呼ばれる時期です。
・気持ちが前向きになる
・集中力がある
・判断力もある
・やせやすい時期でもある

<女性にとってのドンヨリ期>
排卵後から生理前くらいまで。プロゲステロンが高く、「黄体期」と呼ばれる時期です。
・ボーっとする
・イライラする
・心配性になる
・眠くなる
・月経1週間前くらいから、おなかが張って便秘気味になる

<ドンヨリ時期の過ごし方>
生理前の便秘を何とかしようと、食事の改善や運動、便秘薬の服用など、さまざまな取り組みをされている方もいることでしょう。しかし、がんばったのにスッキリとした排便にはつながらず、余計にストレスをためこむ方も少なくありません。

生理前の不調は女性の体の仕組みとして当然のことであり、焦りは禁物です。通常、生理の3日目くらいから女性ホルモンが切り替わります。早い人では生理が始まると同時に女性ホルモンが切り替わることも。便がドッと出て、便秘やガス腹が改善する方が多いです。

ドンヨリ期には、下記のような過ごし方をオススメしています。
・仕事で無理をしない
・暴飲暴食をしない
・早寝をする
・体を温める
・体を締め付けるような服を着ない
・ゆったりと過ごす

つまり、心も体もオフモードにすることが大切なのです。そのように過ごすことで、体のリセットが可能になり、快便やスッキリとした体に戻りやすくなります。女性ホルモンのことを知って、生理前や生理中こそ、自分の体をいたわって快適に過ごしたいものですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
pixta_32266148_M

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

おすすめ記事