《専門家監修》おなかにまつわるお悩み相談:便秘ではないのにおなかにガスがたまって苦しい。対処法を教えて!

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便秘やおならのにおいなど、おなかの悩みはなかなか人に相談しづらいものです。この連載では、「菌トレ」専門トレーナーでコロンハイドロセラピストの齊藤早苗さんがこうしたお悩みに答えてくれます。今回は、「おなかにガスがたまって苦しいときがある。対処方を教えてほしい」という方からのお悩みを紹介します。

お悩みの内容

私はたまにおなかにガスがたまって苦しいときがあります。とくに便秘というわけではないので、対処法がわからず困っています。いいアドバイスがありましたら教えていただきたいです。(35歳・会社員)

齊藤早苗さんが考える原因と対処法

私がコロンハイドロセラピー(腸内洗浄)をおこなうクリニックにも、「おなかにガスがたまって苦しい」という方が多く訪れます。ガスだまりの原因は、いくつか考えられます。対処法とあわせてひとつずつご紹介します。

1.早食い

腸内ガスの約7割を占めるのは、飲み込んだ空気といわれています。早食いをすると咀嚼の回数が減るため、空気を飲み込みやすくなってしまうのです。

【対処法】
一口につき20回くらいを目安に噛んで食べましょう。難しい場合は、今より5回多く噛もうとか、食事が始まってから5分間はよく噛もうなど「よく噛んで食べること」に意識を集中させることがポイント。一口あたりの量を少なくする(小さいスプーンで食べる)、食べ物を口に入れたら箸を置く、誰かと会話を楽しみながら食べる、なども有効です。

2.夜遅い時間に食べる・食べ過ぎ

夜遅い時間は胃の動きが弱っていることに加え、胃液の分泌も減っています。そのため、消化不良が起こり胃腸に負担がかかることで胃腸の動きが鈍り、ガスがたまりやすくなります。暴飲暴食も同様です。

【対処法】
夕食は寝る3時間前までに摂るようにし、腹八分目を心がけましょう。就寝時には胃の中が空っぽになるくらいに調整すると、寝ている間に腸はきれいに掃除され、ガスだまりの予防になります。

3.食事のバランスが悪い・ガスが発生しやすい食物の摂りすぎ

肉や豆類・根菜類などの食物繊維、漬物やヨーグルトといった発酵食品の食べ過ぎなど、食事のバランスが悪く何か一つのものに偏ると、ガスが発生しやすくなります。

【対処法】
色々な食品をバランスよく食べることが大切です。腸に良いからという理由で食物繊維や発酵食品を一度に食べ過ぎないこと。食べてみておなかが張ったら一回の摂取量を減らして調整する。自分の腸に合った量を見極めて摂ることがポイントです。

4.冷たいものや炭酸飲料の摂りすぎ

冷たいものの食べすぎや飲みすぎにより、おなかが冷えてガスがたまりやすくなります。ビールや炭酸飲料もガス成分がおなかにたまり、張りやすくなります。

【対処法】
アイスクリームや冷たいものを摂りすぎないように注意しましょう。お酒の席ではビールは最初の1杯に留めて、2杯目以降は温かい飲み物に切り替えてみてください。

5.座りっぱなし

悪い姿勢で長時間イスに座りっぱなしなど、腹部を圧迫するような姿勢を長く続けると腸の動きが悪くなりガスがたまります。デスクワークの方に多く見られます。

【対処法】
体をねじるエクササイズをしたり、姿勢を整えて座り直したりしましょう。昼休みには、少し遠くまでランチをしに歩くのも◎。股関節や骨盤を動かす、階段を使うなどの“ちょこまか運動”で日常的に体を動かすことも大切です。

6.夜更かし・ストレス

ストレスによる緊張状態や夜更かしによる睡眠不足が続くと、自律神経のバランスが崩れて腸の動きが弱くなり、腸にガスがたまりやすくなります。

【対処法】
夜0時前には寝る、リラックスタイムを作る、運動をして体を動かすなどストレスをためすぎないようにしましょう。

7.生理

生理前は女性ホルモンの影響で腸の動きが弱まるため、腸にガスがたまりやすくなります。

【対処法】
生理が終わると改善します。それまでは体を温めて規則正しい生活をして体に負担をかけないように、穏やかに過ごしましょう。

思い当たる原因はありましたか? 人によっては、複数項目に該当するケースもあります。新生活に向けた環境の変化も訪れる3月、腸をいたわって健やかに過ごしてくださいね。

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