急な下痢や腹痛の対処法!医療機関を受診する目安とは

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急に訪れる下痢症状は、誰もが対処法に困り、パニックになってしまうものです。腹痛と便意でトイレに駆け込み、一旦は事なきを得たとしても、どうやって回復させたらいいか、原因は何なのか、困ってしまうと思います。

また、激しい腹痛や熱があるなど、下痢の症状によっては医師に診てもらう必要も出てきます。急な下痢が起こる原因や対処法、また医療機関を受診する目安についてご紹介します。

下痢が起こる原因

一般的な下痢の原因には、便の水分の状態が関わっています。口から入った食べ物は、消化液によって胃や十二指腸で分解され、小腸でからだに必要な栄養分が吸収されます。最後に大腸で水分が吸収されると、便として排出されます。このときになんらかの原因で、腸内の分泌物の量が増えたり、便に含まれる水分量が多くなったりすると、下痢が起こるのです。

下痢の原因には、食べ物などの外因性のものと、からだの中で起きる内因性のものがあります。外因性では、食べ過ぎや飲み過ぎによる消化不良から起きる「浸透圧性下痢」が知られています。飲食したものの浸透圧が高いために、腸で水分が十分吸収されないまま便となって排出され、下痢が起こります。

他には、食中毒や感染症によって、細菌やウイルス、寄生虫などの影響を受け、腸液などの分泌量が増えてしまう「分泌性下痢」や、腸が炎症を起こして血液成分や細胞内の液体などがしみ出てしまう「滲出性下痢」などがあります。

内因性のものには、過敏性腸症候群や甲状腺の病気などにより、腸のぜん動運動が活発になりすぎることで起こる、「ぜん動運動性下痢」があります。食べ物が腸を通過する時間が短いために、十分な水分吸収がおこなわれないまま便として排出されることで下痢になるのです。

下痢の対処法

便に体内の水分が過剰に含まれている下痢のときは、体内の水分とカリウムやナトリウムなどの電解質が不足するため、脱水症状や電解質異常を起こすことが知られています。この場合は、水分や電解質を補給するために、スポーツドリンクなどをこまめに飲むようにしましょう。

なお、大量に飲む場合は、スポーツドリンクを水でうすめて、少し塩を溶かしたものを飲むのがオススメです。糖分の多いジュースや炭酸飲料、カフェインの多いコーヒーやアルコール類など、腸に刺激を与える飲み物はひかえましょう。牛乳も脂肪分が刺激となるので避けたほうがいいです。

食事については、おかゆや重湯、よく煮込んだうどん、野菜スープなど、なるべく胃腸への負担が少ない、消化のよいものを摂るのが理想的です。下痢のときは脂質を摂るのはあまりよくありません。白身の魚や赤身の肉など脂肪が少ないたんぱく質、白菜やほうれんそう、にんじんなど繊維が少ない野菜を使い、煮込み料理や蒸し料理など、極力油を使わない調理法で食べるようにしましょう。

こんな症状のときは病院へ

食べ過ぎや飲み過ぎによる急性の下痢は、数日でおさまることが多いです。しかし、重症な場合や慢性的に続く場合は、適切な医療機関での受診が必要になります。以下のような症状の場合は注意が必要です。

・今までに経験したことがないような激しい下痢を起こした
・便に血が混じっている
・下痢以外に吐き気や嘔吐、発熱などの症状がある
・排便後も腹痛がおさまらない
・症状が改善せず、次第に悪化している
・脱水症状(尿の出が少ない、異常にのどがかわくなど)がある
・同じものを食べた人が同じタイミングで下痢を起こしている

このような場合は、速やかに医療機関を受診するようにしましょう。とくに小さな子どもや高齢者、糖尿病や心臓病、腎臓病などの持病がある人は、早めの受診をオススメします。

【参考】
下痢の正しい対処法
http://www.japha.jp/doc/byoki/042.pdf
下痢のときの食事 おすすめの食べ物と飲み物を紹介
https://minacolor.com/parts/18/symptoms/64/articles/6019/

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