《薬剤師監修》便秘を直したい!なら「完璧主義」、やめてみない?

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便秘が腸内環境の乱れによって起こることは、多くの方が知っていることかもしれません。しかし、腸内環境を整えようといろんな方法を試してきたけど、あまりよくならない…という方も多いのではないでしょうか。もしかしたら、あなたがしっかり取り組もうとしたその生活改善や体のためのケアが、逆にあなたを縛り付けてストレスになっているのかもしれません。真面目にしっかりとやろうとする「完璧主義」の方ほど、実は便秘になりやすい傾向があるのです。

ストレスは「良好な腸内環境」の敵!

ストレスは、私たちの腸内環境を乱す原因として知られています。精神的なものから外的な要因に関係するストレスまで幅広く関係しています。

たとえば、4・5月は寒暖差が大きく気圧の変化も激しいことから、自律神経のバランスが乱れて「自律神経失調症」になる方も多く見られます。これは、寒暖差や気圧などの外的ストレスによるものです。そして、これと同時に腸内環境の悪化を引き起こすことも珍しくありません。自律神経の機能が乱れると、胃腸の機能が正常に働かなくなるため便秘になりやすくなり、その際に腸内環境も悪化してさらに便秘が進行してしまうのです。

このように内的・外的なストレスが便秘を引き起こすのには、腸内で作られる「セロトニン」というホルモンが関係しています。セロトニンは精神の調律のはたらきに効果を示す物質で、腸内の有害菌が増えると不足するといいます。そのため、腸内環境が悪く便秘に悩む人ほど、イライラや憂鬱感といった精神に関係する症状が出ている傾向があります。

便秘は「完璧主義な人」ほどなりやすい!?

自律神経研究の第一人者で、便秘外来で多くの患者に接する順天堂大学医学部の小林教授によれば、便秘の原因となる腸内環境を乱すストレスは「完璧主義」によるものも大きいといいます。

完璧主義な人ほど、あらゆる腸に良いと言われている習慣を日常的に取り入れて強迫的に腸内環境を改善しようとする傾向がありますが、そういった「~しなくてはならない」と制限することがかえってストレスになり、腸内環境を悪化させている場合もあるのだそうです。そのため、便秘を改善する方法には、「便秘が完璧に治るのは諦めてもらう」こともポイントになるのだといいます。

無理せずにできることからひとつずつ

便秘を改善させたいと思って、いろいろなものを取り入れてしまいがちですが、効果を確認せずに2つ、3つと新しい方法を取り入れてしまうと、改善しなかったときに問題点が見えなくなって、便秘で悩んでいる本人が一番焦ってしまいます。

まずは1つの方法を3週間試してみて、次に別の方法を3週間と分けて取り組んでみましょう。また、ただ取り組むだけでなく、日々の自分の変化を観察していくようにしましょう。
ストレスを溜めずに腸内環境を改善させるには、上手に見切りをつけて、無理のない計画を立てることが大切です。

完璧主義と便秘の関連についてお伝えしました。完璧主義であることは、どうしても自分を自分で縛るように生活するようになるため、気が緩められない生活スタイルになりやすくなります。自分ではしっかりと改善しようと執着してしまったことがストレスとなり逆効果に、なんてこともあるのです。是非、便秘に限らず何か症状を改善するようなセルフケアの方法を取り入れる際には、無理しない程度に取り入れてみましょう。


【参考】
腸が体調に与える影響 腸内環境が悪い人ほど不安や疲労感を訴える傾向
http://news.livedoor.com/article/detail/10173275/

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