突然繰り返す軟便や下痢 考えられる原因4選

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急な下痢や軟便って、外出中だと本当に困りますよね。「突然、腹痛とともに猛烈な便意を感じて、急いでトイレに駆け込んだ」という経験は、誰にでもあるはずです。

急激な下痢や軟便には、食べ物や飲み物に由来する症状以外にも、さまざまな原因があるといわれています。ここでは、どのような要因が突然の軟便や下痢に影響しているのかを紹介します。

まず下痢とはなにか?

下痢とは、便の様子によって考えられる原因は変わりますが、主に便の水分量が増して泥状また液状になった状態を指します。多くの場合、耐えられない便意が起き、排便の回数が増えます。

下痢の判定には細かい数値で見るという方法もありますが、医師は1日の排便回数や腹痛の有無で下痢を診断することが多いようです。

軟便・下痢の原因

軟便・下痢はその症状から、下痢止めなどで対応する比較的軽いものか、すぐ医師の診断が必要な重篤なものにわかれます。どういった症状で原因がわかるのか見ていきましょう。

・食べ物が原因の食あたり

便がペースト状または液状の下痢や軟便で色が通常の便と同じ場合は、食あたりの可能性があります。食事を多く取りすぎるなど生活習慣の乱れが原因です。吐き気や嘔吐を伴う場合もありますが、重篤でない場合は市販の下痢止めを服用し、水分補給をすることで快方に向かいます。

場合によっては粘液が混じる場合もあります。これは、腸の粘膜が痛んでいるためです。この粘液の量が多い、または粘液便が何日も続く場合は念のため医療機関で診断してもらいましょう。

・飲み物が原因の水あたり

冷たい飲み物を過剰に摂取した場合など、日常生活の中で起こります。便の色や症状は上記の食あたりと同様です。水分の補給と、市販の下痢止めを服用することで改善が見られるでしょう。アルコールなどを多く摂取した場合も、水分が腸管から吸収されず下痢になるときがあります。

・感染症や食中毒の可能性

軟便や下痢に加え、便に血が混じり、さらに発熱がある場合は食中毒の可能性が高くなります。食中毒は急激な下痢が起きるのが特徴です。特に海外旅行の途中や帰国後に、突然、強烈な下痢に襲われた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。法定伝染病やその他の感染症にかかっている可能性もあります。

・ストレスによる過敏性腸症候群

緊張でお腹が痛くなり下痢になる場合は、「過敏性腸症候群」の可能性があります。腹痛やお腹の不快感が数カ月にわたって続き、だらだらと下痢と便秘を繰り返す場合は、医師の指示を仰ぐといいでしょう。同時に、食事や睡眠をしっかり取るなど、ストレスをためないよう、生活習慣の改善も心がけるといいようです。

危険な軟便・下痢を見分けるポイント

その軟便や下痢が危険なものかどうか、ある程度ならば判断が可能です。医師にかかる前に一度チェックするのもいいかもしれません。

・便の色に異常がある

便の色が黒っぽい場合は、胃や十二指腸で出血の可能性があり、消化器系の内臓疾患が疑われます。また、米とぎ汁のような白い液状の場合はコレラなどの伝染病の可能性もあるので、注意が必要です。

・便に血が混ざっている

出血がある場合は、大腸の炎症や痔のほか、重篤な食中毒や病気の可能性もあります。

・下痢と一緒に吐き気や嘔吐、発熱が起きている

食あたりの場合は吐き気などを伴う場合がよくあります。市販の薬などを服用しても、症状が続いているときは食中毒の可能性が強まります。

・下痢止めを飲んでも良くならない

下痢止めが効かないときは、消化器の損傷やメンタル面に何らかの障害が起こっている可能性があります。

上記の場合は、自己判断せず、速やかに医療機関を受診しましょう。

便の色がおかしい、発熱があるなど、明確な症状がなくても長期間軟便や下痢になやまされている場合は、我慢せずに医療機関で医師に相談すると安心です。


【参考】
川﨑胃腸科肛門科病院 肛門科泌尿器科等の病気 下痢
http://www.kawahp.net/geri.html
日本消化器病学会ガイドライン 過敏性腸症候群(IBS)
ガイド
http://www.jsge.or.jp/guideline/disease/
日本消化器病学会 下痢と便秘
http://www.jsge.or.jp/citizen/senmon/geri.html

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