≪薬剤師監修≫その腹痛や下痢…もしかしたら花粉症が原因かも!?

下剤と花粉症

花粉症の時期になると、鼻のムズムズや目のかゆみだけでなく、頭痛や腹痛、下痢、吐き気など、目や鼻とは違う部分に不快な症状が出てしまったという方もいるのではないでしょうか。実は、これらも花粉によるアレルギー反応が原因の可能性もあるのです。

実はこんな症状も花粉症の疑いが!

花粉症のようなアレルギー反応が起こると、くしゃみや鼻づまり、鼻水、目のかゆみ、涙、充血など、鼻や目に症状があらわれます。しかし他にも、発熱や血管拡張などが続くことで、さまざまな症状があらわれることがあります。

例えば、炎症によるむくみで腫れた症状が出たり、頭痛・体のだるさが生じたり、胃腸の粘膜にも花粉が入ることで胃酸の分泌が増えて吐き気が起きたり、下痢の症状が出たりすることもあります。

花粉症と胃腸不調の関係

では、なぜ花粉症になることで胃や腸にも影響が出てくるのでしょうか? その原因として、胃腸も鼻と同じく粘膜でできていることが挙げられます。

粘膜には血液と同じように免疫細胞と抗体が存在し、体から異物が入るのを守る役割をしています。花粉症の症状は、体に侵入してきた花粉を「異物」と判断し、異物を排出するための免疫の防御反応なのです。

目の粘膜では「涙」、鼻の奥の粘膜では「鼻水」として体の外に出そうとしますが、花粉が腸の方に入ると、胃酸の分泌が多くなることによる「吐き気」の症状や、「下痢」の症状が出ることがあります。

このように、花粉を自分で出そうとする体の反応が続き、それがアレルギー反応としてあらわれているのです。

ひどい花粉症の症状に今年こそはならないためには?

ひどい花粉症の症状にならないために、また、花粉症になったときに症状を和らげるためにおすすめの方法をご紹介します。

・腸内環境を改善する

免疫細胞の7割は腸に存在するといわれています。花粉症になるということは腸内環境の乱れも関係している可能性があるということです。つまり、花粉症を予防するためには、春になる前に腸内環境を改善するのがおすすめです。

体のデトックスする力は、春になったときに活発化していきます。この冬の時期に暴飲暴食や不摂生な生活をしてしまうと、春になったときに過剰なデトックス反応の引き金として花粉が反応し、アレルギー反応が起きます。まずは余計な間食をやめ、便秘気味な方は日々のお通じをよくすることが大切です。

他にもファスティングのような短期間の断食もおすすめしています。こちらは、冬が終わりに近い3月ごろにおこなっていただくことが効果的です。

・花粉の症状が出たときはハッカ油がおすすめ

それでも花粉症の症状が出てしまったときは、鼻通りをよくするためにハッカ油を使うのもおすすめです。

ハッカ油は、メントールの香りで発熱・炎症を鎮め、鼻通りを良くしてくれます。ハンカチにハッカ油をつけておいて嗅いで過ごしたり、アロマディフューザーで拡散したりするのも良いでしょう。

・花粉症を悪化させないために、夜にできること

近年、私たちの体内時計の研究が進んだことで、体のしくみや症状との関係もわかるようになりました。

そのひとつとして、花粉症に関係するヒスタミンという物質は、21時から23時に分泌が多くなることがわかりました。そのため、この時間にヒスタミンの分泌を抑えることができれば、1日の花粉症による諸症状を和らげる可能性も期待できます。

具体的な方法としては、花粉症の症状に良いことで知られる「小青竜湯(しょうせいりゅうとう)」などの漢方を服用することや、ルイボス、ネトル、ローズヒップなどのハーブティー、甜茶をいただくのも良いでしょう。

花粉症は、花粉を異物と認識してしまう体の誤作動のような症状です。花粉を気にするのも大切ですが、それ以上にご自身の生活で体の中に添加物や農薬などのような汚染物質を溜め込まないことが大切です。花粉症が毎年あるという方は、今年は「毒だし」を意識してみましょう。


【参考】
花粉症で下痢や吐き気が起こる?原因と対策について|ミナカラ
https://minacolor.com/parts/17/articles/4197/
花粉症の症状変動 原因は体内時計にあり|医療プレミア
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20171212/med/00m/010/012000c

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