《専門家監修》その腸活食、かえって冷えを招いているかも!? 効果的な摂り方は?

腸活食

腸内環境の悪化は冷えの一因。まだまだ寒さが続いて冷えに悩むこの時期は「腸活」に励みたいものです。しかし、腸にいいと言われる腸活食でも、摂り方によってはかえって内臓冷えを招く場合もあるので注意が必要です。そこで今回は、腸活が冷え対策によい理由と併せて、要注意な腸活食や、冷え対策におすすめの腸活食をご紹介します。

便秘と冷えは関係アリ

冷えは便秘と密接な関係があります。便秘になると腸の動きはもちろん、代謝や血行も悪くなるため、体全体の冷えの原因につながります。

また、内臓冷えにも要注意。腸内で有用菌が活発に働く温度は約37℃以上と言われているため、内臓が冷えていると有用菌が機能せず便秘を引き起こす原因になるのです。

体の表面や指などの体温とは異なり、脳や心臓など生命を維持している臓器の温度を「深部体温(内臓温度)」といいます。通常の深部体温は、肝臓38.5℃、直腸38.0℃、舌下37.0℃です。もしあなたの平熱が36.3℃以下の場合や、ワンシーズンに2回以上風邪を引く、冷たい飲み物や食べ物が好き、湯船よりシャワー派、腰回りやおなかが冷えている、だるくてやる気がでない、などに当てはまる場合は、内臓が冷えているかもしれません。

その腸活食、かえって内臓冷えを招いているかも!?

冷え改善には何より食事や生活習慣を改善して、腸内環境を整えることが大事です。しかし、腸に良かれと思って口にしている食べ物が、摂り方によってはかえって内臓冷えを招く場合も。次のような摂り方をしていないか、確認していきましょう。

流動性のある乳製品(ヨーグルト、牛乳など)を冷たいまま食していない?

冷えた状態で食べる&飲む機会の多い乳製品。朝いちばんに健康のために口にしている方も多いのではないでしょうか? しかし、これは体の中から冷やす一因となるので、寒い冬は温めて食べるがおすすめです。

ただし、東洋医学的に乳製品は平(へい)と呼ばれ、体を温めたり冷やしたりする作用はない真ん中の食べ物とされていますのでご安心を。

体を冷やす性質の野菜や果物を積極的に摂っていない?

朝食にスムージー派という方は、まず常温で飲むのが鉄則! しかし、野菜や果物の中には常温でも体を冷やす性質のものもあります。次のような野菜や果物は摂りすぎないよう注意しましょう。

夏の果物…スイカ
秋が旬でも…梨や柿
南国産の果物…バナナ、パイナップル、マンゴー
夏野菜…きゅうり、冬瓜、トマト、ナス、レタス
冬が旬でも…ごぼう、大根、ほうれん草

体を温めてくれそうなイメージの強い、ごぼう・大根ですが、実は寒(かん)と呼ばれ、体を冷やす作用がある食べ物とされています。ただし大根は加熱した場合は平(へい)となり、冷やす作用はなくなるとされています。

同じように、野菜には温野菜やスープにして食べると冷やす性質から温める性質に変わる例もありますので、できるだけ加熱して食べるようにしましょう。果物も加熱すると甘みが増して美味しいものです。試してみてくださいね。

冬におすすめの腸活食

腸内環境を整える強い味方といえば、日本人におなじみの発酵食品です! 発酵食品を食べると乳酸菌が摂り入れられ、腸内を酸性に保つことで有用菌のはたらきをよくしてくれます。

代表的な発酵食品は、日本で昔から馴染みのある納豆、味噌、しょうゆ、みりん、酒、酢、塩こうじ、甘酒、酒粕、ぬか漬け、かつお節などです。
和食だと比較的摂り入れやすく、かつお節で摂っただしに、味噌と納豆を加えて納豆味噌汁を朝からいただくのもよいですね。

また、冬に食卓に上がりやすい鍋料理は、市販の鍋の素もよいですが、ご自分で作ってみると発酵調味料がたくさん摂り入れられておすすめです。
寒い冬はとくに、発酵食品を温かい食事で摂り入れるようにすると良いでしょう。

良かれと思って取り組んでいた食習慣があてはまっていたら、次から一工夫をして、腸活&体の中から温めましょう!


【参考】
冷え性対策「食」編|テルモ株式会社
http://www.terumo-taion.jp/health/hiesyo/03.html
『女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本』松村圭子著(東京書店)
『実用 東洋医学』根本幸夫著(池田書店)
『腸内フローラ免疫力アップレシピ』藤田紘一郎監修(扶桑社)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
腸活食

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

おすすめ記事