腸内環境を楽しく学ぶ! ボードゲーム「バクテロイゴ」とは?

腸内環境を楽しく学ぶ! ボードゲーム「バクテロイゴ」とは?

腸内環境について、みなさんはどれほど理解しているでしょうか。東京工業大学生命理工学院 山田研究室で、腸内環境を楽しく学べるボードゲーム「バクテロイゴ」が開発されました。いったいどんなゲームなのか、東京工業大学 生命理工学院 准教授 山田拓司さんにお話を伺いました。

腸内環境を学べる「バクテロイゴ」とは?

「バクテロイゴ」とは4種類の腸内細菌「バクテロイデス」「ビフィトバクテリウム」「ウェルシュ菌」「ブドウ球菌」に分かれたプレイヤーが、互いの生存をかけて陣取り合戦をするボードゲームです。囲碁盤のようなボードを使い、それぞれの最終的なコマの数を競い合います。「バクテロイゴ」という名称は、大腸に多く存在する菌「バクテロイデス」と「囲碁」をかけ合わせた造語です。

バクテロイゴが開発されるまで

開発のきっかけは、山田准教授が代表を務めるコンソーシアム『日本人の腸内環境の全容解明と産業応用プロジェクト JCHM(Japanese Consortium for Human Microbiome)』でした。JCHMは、医療機関・民間企業・大学がそれぞれの情報や資金を提供し合い、腸内環境の知識を活かした研究やプロジェクトを進めていくことを目的とした連合体で、日本初の腸内細菌データベースの構築にも取り組んでいます。

当初は学生の参加を想定していなかったという山田准教授は「授業中にJCHMの活動について話したところ、学生たちが『参加したい』と熱心に手を挙げてくれた」と話します。興味の輪は広がり、やがて学生たちとの協同プロジェクトとして発展していったそうです。

活動の一環として「バクテロイゴ」を制作した経緯について山田准教授は「学生の持つ知識を大学の外にも伝えたいと思った結果、ゲームを作ることになった」と語ります。初めは、大学で行われた地域交流イベントに向けて、「小学生が腸内細菌について楽しく学べること」を目的として制作したそうです。商品化する予定はなかったものの、子どもたちからの「家でもバクテロイゴで遊びたい」という声に応えるべく2015年12月に販売開始。現在は、Amazonでも取り扱われています。

子どもたちは飲み込むスピードが早い?

今回の取材前は、「腸内細菌の話は子どもたちには難しいのでは?」というイメージもありました。しかし山田准教授は「子どもはよけいな情報がないぶん、ゲームやそのルールを純粋に覚えられるのですぐに理解してくれる」と話します。「バクテロイゴ」の対象年齢は9歳からで、体験イベントでは2〜3回ほど遊ぶと、十分に理解してくれるそうです。

腸内環境を楽しく学ぶ! ボードゲーム「バクテロイゴ」とは?

4種類の腸内細菌それぞれには、実際の腸内の働きに合わせた攻撃カードが手札として与えられます。例えば、「ビフィトバクテリウム」の攻撃カードは、腸内を整える役割を持つ「ヨーグルトカード」や、疲労や筋肉の動きを妨げる働きのある「乳酸カード」です。カードには、現実の特性に合わせた攻撃や防御の指示が書かれていて、手持ちのカードの数を増やしたり、敵のコマを倒したりすることができます。

また、「ウェルシュ菌」には指定されたスペースのコマをすべてリセットできる「下痢カード」というキラーカードがあり、一発逆転のチャンスもあるので子どもたちにも人気だそうです。腸内でのそれぞれの菌の役割に合わせて手札のカードの内容も分けられているため、選ぶ菌の種類によって、ボードゲームとしての戦略性も楽しめます。

ゲーム感覚で腸内環境について学べば、それぞれの菌がどんな役割を持つのかを知るきっかけにもなります。親子で遊ぶこともできるので、家族でのだんらんにもピッタリ。詳しいルールについては、『腸内環境が学べる! ボードゲーム「バクテロイゴ」のルールと遊び方』で紹介していきます。

【取材先】

腸内環境を楽しく学ぶ! ボードゲーム「バクテロイゴ」のルールと遊び方

東京工業大学生命理工学院 山田研究室 山田拓司准教授
http://comp.bio.titech.ac.jp/

【追加資料】
腸内細菌ボードゲーム「バクテロイゴ」
https://lne.st/service/co/pr/pub/bacteroigo/

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