適切な療法で改善しよう!過敏性腸症候群

過敏性腸症候群は直すことができるのか?

小腸・大腸の機能異常によって生じる症状の総称をあらわす、「過敏性腸症候群」。慢性的な下痢や便秘に悩んでいるものの、体質の問題だと思い見過ごしていませんか? そこで、過敏性腸症候群に特徴的な症状と対処法についてご紹介します。

過敏性腸症候群の症状とメカニズム

1:下痢型

食後数時間のうちにお腹がゆるくなり、腹痛や腹部の違和感を伴う下痢の症状が起きます。腸の蠕動(ぜんどう)運動が活発になることが原因です。

2:便秘型

水分量の少ないコロコロとした少量の便の排出があります。腸管がけいれんを起こすことにより便が停滞して起きるため、腸の動きが鈍ることで生じる一般的な便秘とはメカニズムが異なり、適切な治療が必要です。

他にも、1と2の症状が交互に現れる「交替型」や、腸内に不必要なガスが溜まりオナラが頻繁に出てしまう「ガス型」などがあります。

過敏性腸症候群を改善するためには?

過敏性腸症候群が生じる第一の原因は、ストレスだといわれています。程度の差こそあれ、ストレスは誰しも感じてしまうもの。今回は薬を使った治療法とストレスにより乱れてしまう自律神経のコントロール方法について紹介していきます。

【1】医療機関の処方薬を服用する

医療機関で処方されるのは主に以下のような薬です。

乳酸菌製剤:乳酸菌を増やし、腸内環境を整える作用があります。

消化管運動調整剤:消化管の動きを適正な状態に調節する作用があります。

抗コリン剤/セロトニン3受容体拮抗薬:腸の異常な運動を抑えることで、腹痛を和らげる作用があります。

薬を使った治療は症状に直接働きかけられるため、一時的な効果はあります。しかし、腸の機能異常よりもストレスが原因の割合を大きく占めるケースでは、根本的な改善にはなりません。

市販の下痢止めや便秘薬を服用することも症状を抑える意味では効果があります。ただし長期の使用によって耐性ができてしまったり、副作用を引き起こすこともあるため、使用法に従い忠実に服用することが大切です。

また刺激性の下剤は過敏性腸症候群による便秘を悪化させる恐れがあるため、専門家に相談し成分をよく確認して購入する必要があります。

【2】自律神経を整えることで腸の機能を正常にする

食べ物:自律神経を整えるために働く食品を意識的に摂りましょう。食物繊維が多い食べものや酸っぱいもの、辛い食べものや発酵食品などが挙げられます。また、体を温める飲み物で水分を摂ることも効果的です。

睡眠:1日のうちでもっとも副交感神経が優位になる時間です。寝る前の2時間以内はPCや携帯の操作を控え、間接照明やアロマなど、リラックスして良質な睡眠を取れるよう工夫をしましょう。

入浴:睡眠に次いで副交感神経が優位になる時間です。38~40度くらいのぬるめのお風呂に、2回~3回ほどに分けて浸かるのがおすすめです。入浴は食後1時間以上経ってから、就寝の1時間ほど前にはお風呂から出ているのが理想的です。

その他にも、鍼灸によって副交感神経の働きを活発にしたり、ウォーキングやジョギング、サイクリングなど気持ちよく続けられる運動で自律神経を整える方法もあります。

ストレスを感じる人の割合が高い先進国にて、多く報告されている過敏性腸症候群。根本的な改善法と薬物療法をうまく組み合わせることで、改善が可能な疾患です。どれか1つでも生活に取り入れ、慢性的な下痢・便秘とおさらばしてみませんか?


【参考】
過敏性腸症候群を治すために 自律神経失調症専門 横幕鍼灸院
http://www.jiritsu-shinkei.jp/14494245128198#01
過敏性腸症候群は治る?治らない人の原因とは
精神医療従事者によるサイコセラピー研究所
http://www.allin1.co.jp/service/psychotherapy/ibs-1/

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