腸の健康が快眠のカギ! 睡眠と腸内環境の関係は?

腸内環境が悪いと睡眠にも障害が!?

腸内環境が悪くなると、実は睡眠にも影響してくることが分かってきました。睡眠の質を上げる方法にはいろいろありますが、腸内環境を良くすることで改善できる場合もあります。

腸内フローラと睡眠の関係

睡眠は、「メラトニン」と呼ばれる脳内で分泌される睡眠ホルモンが関係しています。このホルモンは、朝起きて朝陽を浴びると分泌が抑えられますが、その約15時間後に分泌量が多くなるため眠気が強くなります。

メラトニンは、脳内で分泌されるホルモンですが、その材料となる成分(前駆体)・「セロトニン」は腸で作られています。

セロトニンを作るには、その合成材料となるアミノ酸「トリプトファン」が必要で、これは食べ物から摂取したタンパク質が腸内で分解されてできます。腸内細菌は、タンパク質をトリプトファンまで分解する際に欠かせません。

また、トリプトファンがセロトニンを合成する際に、葉酸やナイアシン、ビタミンB6などのビタミン群が使われますが、腸内細菌はそのビタミン群を合成する働きもあります。

腸で作られたセロトニンが直接脳に行くのかどうかは確認されていませんが、脳内のセロトニンは、脳の松果体という場所で「メラトニン」へと合成されて睡眠が促されるようになります。

ストレス性睡眠障害は乳酸菌で改善できる!?

睡眠に必要なメラトニンを生成するのに必要なセロトニンは、人の精神面に大きく影響することでも知られています。つまり、セロトニンの分泌量が不足していると精神的なストレスを感じやすく、ストレス性睡眠障害に発展する場合もあるのです。

ストレス性睡眠障害は、睡眠時間の減少や質の低下、睡眠不足による疲労感など、生活リズムの乱れやストレスが原因となって引き起こされます。

さらに、近年は乳酸菌に睡眠障害を改善させる効果があることも分かってきました。

・SBL88乳酸菌

サッポロホールディングス株式会社の「SBL88乳酸菌」によるストレス性睡眠障害の改善効果研究によると、睡眠アンケートの結果、「SBL88乳酸菌」の摂取期間中、摂取していない期間に比べて「目覚め」の向上の改善効果が現れ、心の状態に少し症状が出ている被験者では、熟眠度の向上も確認されました。

・C-23ガセリ菌

アサヒカルピスウェルネス株式会社の「C-23ガセリ菌」研究によると、「C-23ガセリ菌」の摂取によって、ストレスにより生じる腹痛が抑えられるなど、「C-23ガセリ菌」の継続的な摂取がストレスにより増加する不安やストレスの感じやすさ、および不眠が改善する働きが確認されました。

質のいい睡眠のために腸内環境を整えよう!

睡眠の質を向上させるためには、腸内環境を整える食生活も心がけましょう。

・発酵食品で有用菌を摂る

発酵食品によっても有用菌の種類に違いがあります。腸内環境はいろいろな細菌から構成されているので、味噌などの大豆製品、漬物、甘酒、ヨーグルトなどの乳製品など、さまざまな種類の発酵食品を摂り入れてみましょう。

・有用菌のエサになるオリゴ糖や食物繊維を摂る

優有菌を取り入れるだけでなく、腸内で増やすことも大切です。有用菌のエサになるオリゴ糖や食物繊維も積極的に摂りましょう。オリゴ糖はニンニクやゴボウ、タマネギ、大豆などにも含まれています。食物繊維は海藻類や豆類、キノコ類、野菜、果物に多く含まれています。

寝ているのに寝た気がしない、疲れが取れない、と感じている方は、ぜひ腸内環境の面からも睡眠を見直してみてはいかがでしょうか。他にできることとして、朝陽を浴びることもメラトニンを作るのに必要なことです。朝の通勤時だけでなく、日中も外に出て、積極的に陽の光を浴びる習慣も取り入れてみてください。


【参考】
睡眠リズムにまで影響を与えていた! いま注目の「腸内フローラ」|SBCrOnline
http://online.sbcr.jp/2015/03/003999.html
4つのはたらき|サッポロホールディングス株式会社
http://www.sapporoholdings.jp/research/subject/sbl88/function/
オリゴ糖ってどんなもの?主な種類と効果、注意点|ヘルスケア大学
http://www.skincare-univ.com/article/012424/

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
腸内環境が悪いと睡眠にも障害が!?

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

おすすめ記事