普段見れない内部に潜入! 納豆工場見学ツアーレポート(2)

納豆工場見学ツアーレポート(2)

画像提供:タカノフーズ株式会社

納豆工場へ行こう!

休日のアクティビティとして人気の工場見学。タカノフーズ株式会社の水戸第一工場では、スーパーマーケットでよくみかける「おかめ納豆」の製造過程を無料で見学することができます(要予約)。

前回は納豆の作られ方から納豆工場の構造について知ることができました。レポート第2回目は、いよいよ撮影禁止の工場内についてレポートします!

さっそく煮豆が登場!

この水戸の工場では、全国で作っている納豆の約50%を作っています。

納豆といえば、そのネバネバした形状が特徴ですが、あのネバネバはどのタイミングで発生するか、考えたことはあるでしょうか。実は納豆のネバネバは、パックに詰めた後に発生するもの。

生産ラインに登場したアツアツの煮豆に納豆菌を吹き付け、そのままタレなどをセットしパッキング。このあと容器の中で納豆菌が発酵し、徐々に私たちが知っているネバネバの納豆になっていくのだとか! 納豆のネバネバは、あのパックの中で作られていたなんて、驚きですね。

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充てんの様子 画像提供:タカノフーズ株式会社

製造ラインには不良品をはじく仕組みが、各所にセットされています。不良品と見なされた納豆は、家畜のえさなどに再利用されているそうです。

室(むろ)に運ぶ工程にもワザあり!

納豆菌を吹きかけ、パッキングが完了した納豆は、コンテナにつめた後、「室(むろ)」と呼ばれる部屋に運ばれ、18時間発酵させていきます。1つの室には1パック50gの容器が、なんと4万8000個も入るんですよ。

工場内では、25段に詰まれたコンテナが2つずつ、専用の台車で室まで運ばれていきます。

運ぶ姿は一見簡単に見えるのですが、両手を使い4つ同時に動かすのは、バランスを取るのが難しそう。ベテランのスタッフさんが微妙な力をくわえながら、室まで運んでいきます。

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発酵を終えて室から出てくると、パックの中の納豆には白い「かぶり」と呼ばれるものが付着しています。これは菌がしっかりとか発酵してぶっている証拠で、おいしい状態なのだとか。ちなみに10度を超えると発酵が進みすぎて、砂みたいな食感になるそうです。食べられなくはないけど、相当まずいらしい。発酵を終えた納豆は、そのあと冷蔵庫で熟成し、完成です。

包装して出荷へ

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最後はパックを3段に重ねて、おなじみの赤い包装紙をかけたら、箱詰めして出荷へ。最短で、完成の翌日には関東近郊の店頭に並ぶそうです。工場見学の翌日は、スーパーマーケットでチェックしてみたいですね!

最後はお楽しみの試食タイム

見学後はお楽しみの試食タイム。おすすめの商品や新商品をいただきました。

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試食の中には、茨城で食べられている郷土食「そぼろ納豆」(メーカーによっては、しょぼろ納豆やしょぼろ漬けとも)も。たくあんのコリコリとした食感と納豆の柔らかい食感の組み合わせが面白かったです。

お土産もいただき、全部で70分のコースはあっという間に終了です。

納豆工場見学ツアーレポート(2)
このときのお土産は「なっとう&かつおふりかけ」おいしそうです!

試食後はお買い物も楽しめます。売店では、ここでしか買えないおかめ納豆グッズや限定商品も多数販売していました。

よく売れているのは、「極小粒Big3」。通常のパック「極小粒ミニ3」の2倍の量が入っている納豆が、3段セットになっています。

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大きなサイズの「極小粒Big3」は、博物館上にある研究所で手作りされているそう

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人気No.1は詰め合わせセット。1000円でかなりボリューミー。お得感がある内容です

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かわいいグッズも。納豆パッケージデザインの消しゴムが、子どもたちにも人気です

ガイドの溝渕さんに聞いた! 納豆の魅力とは

納豆見学を満喫した後は、今回工場案内をしてくれたタカノフーズの溝渕哲也さんに、普段私たちが気になる“納豆についての疑問”をぶつけてみました!

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今回工場見学ツアーのガイドをしてくれた溝渕哲也さん

Q. 納豆は長期保存できますか?
「冷凍保存で1ヵ月ほどもちます。食べる前日に冷蔵庫に移せばOK。常温で解凍すると発酵が進みすぎてしまうので必ず冷蔵庫を使いましょう」

Q. 納豆菌の特徴は?
「納豆菌はお腹の中で、徐々に減りながらも4日間は生きているといわれる強い菌です。しかも摂氏100度~零下100度でも生きているんですよ。ちなみに納豆1パック50gの中に、納豆菌は500憶もいるんです」

Q. 地域によって納豆の違いはありますか。
「タレの味は、地域によって変えています。たとえば関東だとダシ味、九州は甘め、関西は薄口醬油味になっています」

Q. 納豆づくりで難しい点、面白い点はどこですか。
「原材料である大豆の収穫です。時期や産地で変化が出てくるので、一定の品質にするためにも選定作業が大事ですね。あとは肝となる発酵が難しい反面、おもしろい部分でもあります。メーカーごとの味が決まる最大のポイントは発酵です。発酵状態により、納豆の出来が変ってくるんです」

Q. おすすめの食べ方はありますか。
「個人的にはアボカド納豆丼がおすすめです。さいの目に切ったアボカドと納豆の相性は最高ですね!またキムチ納豆もおすすめです。キムチから乳酸菌を摂取できますし、辛さが食欲を増幅させてくれますよ」

納豆の知られざる生産工程や魅力に触れることができる工場見学ツアー。帰るころには、もっとたくさん納豆が食べたくなる、そんな70分間でした。

【取材協力】
タカノフーズ株式会社 納豆工場見学
〒311-3411 茨城県小美玉市野田1542
TEL0120-58-7010(フリーダイヤル)
営業日 月曜日〜日曜日(年末年始を除く)
ご予約受付 午前9:00~午後4:00
【見学開始時間】
午前の部 10:00/午後の部 13:30
ご予約受付 午前9:00~午後4:00
※開始時間は多少前後する場合もございます。
http://www.takanofoods.co.jp/fun/factory/

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