大人女子のためのうんこ講座!日本うんこ学会インタビュー 後編

うんこ講座

「日本うんこ学会」は、イベントへの出展やスマートフォンアプリを通して、うんこの正しい知識を学び、大腸健康度の向上を目指そうと活動している団体です。学会の代表を務める石井洋介先生は、現役の医師でもあります。

前編では、その活動や石井先生が日本うんこ学会を立ち上げるに至った経緯をうかがいました。後半では、多くの大人女性が悩みがちな、「うんこのこと」について伺いました。

医師が教える正しい便秘薬との付き合い方

Q:女性の中には、便秘に悩む人も多いと思います。先生が考える、便秘薬との正しい付き合い方や、注意すべき点があれば教えてください。

便秘症のおもな理由に、水分が足りずに便が固いパターンと腸の動きが鈍く、便が動かないパターンがあります。まずは、運動すること・水分を摂ることなどで生活習慣を見直してみてください。長引くようであれば、たかが便秘とあなどらずに病院で診察してもらいましょう。

また、市販の便秘薬にはセンノという成分が含まれているものが多く、腸の動きが鈍いことでなってしまう便秘に即効性があり、効き目を感じやすいです。ただしセンノはだんだんと耐性がついて効きが悪くなる特徴があります。もちろん薬ですから、効果・効能だけでなく、副作用もあります。自分の体調や体質、便秘の種類を理解した上で利用頂くことをおすすめします。

大腸がんは日常生活の中で気づくことができる?

Q:大腸がんは早期発見をすることが大事とのことですが、自分や家族の健康管理をする上で、日常的に何かチェックすべき部分はありますか?

もちろん検診を定期的に受けることがベストではありますが、大腸がんの症状がどこから出るかといいますと、やはり“うんこ”からなんですよ!

大腸がん発見の難しいところは、腹痛などの分かりやすい症状が出にくいことです。むしろお腹が痛くなった頃には、すでに進行が進んでいることが多いのです。そのため日々の排便時にうんこをしっかり確認するところから始めてみてはいかがでしょう。

石井先生によると、次のような症状が続く場合、病院での検査や検診がおすすめとのことです。

1:下痢と便秘を繰り返す
2:便が細くなる
3:血便が出る
4:ずっと便が残っている感じがする

家族の排便状況は聞きにくいかもしれませんが、たとえば家族のトイレ回数を意識するだけでも、異変に気付いたり、話のきっかけになったりするかもしれません。家族で、お互いの“うんこ事情”を気にかけ、健康に努めたいですね。

子どもの「うんこ嫌い」を上手に解消させる!

Q:お子さんを育てている人は、子どもの便秘や、学校ではうまく排便できないといった、恥ずかしさや落ち着きのなさを子供が感じていることを心配しているようですが、その場合、親として、子どもにどんな声をかけてあげるといいのでしょうか?

子どもが排泄を恥ずかしいことと感じてしまうのは、感染症の予防のために「排泄物=汚物」として教育を受けてきた結果かも知れません。確かにうんこは不用意に触ってはいけませんが、改めて“今どきのうんこの考え方”、すなわち、健康情報が詰まっているということも、教えていく必要があると考えています。

子ども達には「うんこは身体から出る”大きな便り“だよ。お腹の調子が分かるメッセージを持って出てきたのだから、流す前にお別れの挨拶をしようね」と伝えてみてはどうでしょう。

子どもは「うんこ」という言葉には、良くも悪くも敏感です。興味を持っているうちから、その大切さを教えてあげられると良いかもしれませんね。

「うんこ」とのコミュニケーションを大切に

なにげなく済ませる排便ですが、そこから健康のヒントを沢山知ることができます。ぜひ毎日のうんこに注目して、自分自身や家族の体のことを、考えてみてくださいね。

【取材協力】
日本うんこ学会
http://unkogakkai.jp/


【参考】
国立がんセンター がん情報サービス
http://ganjoho.jp/public/cancer/colon/

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