粉ミルクがダイエットにも腸活にもきく?

粉ミルクがダイエットにも腸活にもきく?

生乳を加工して作った粉ミルクは、授乳期の赤ちゃんを持つ家庭ではなくてはならないものです。実は最近、その粉ミルクにダイエットや腸の働きを整える効果があると注目されています。なぜ、乳児用のものと思われていた食品を大人が摂取しても効果があるのでしょう? 有効的な使用法と注意点について紹介します。

粉ミルクのすごいメリット3点

赤ちゃんが飲むものというイメージがある粉ミルクですが、大人が飲むと腸内環境を良好にし、さまざまな働きをしてくれます。大きくわけて3点のメリットがありますので、それぞれ見ていきましょう。

1:栄養素が詰まっている

粉ミルクの原料は生乳ですが、現在では粉ミルクだけでも赤ちゃんが生きていけるようにと、発育にかかわる成分と分量が法律で厳しく決められており、赤ちゃんにとっての完全栄養食である母乳に近い状態に工夫されています。その栄養素は大人にとっても重要で、タンパク質に加え、不足しがちなビタミンや亜鉛やクロム、セレンなどのミネラルといった微量栄養素など、日常生活では摂取しにくい栄養素もまんべんなく含まれています。

2:ビフィズス菌を増やしてくれる

ビフィズス菌といえば、腸内フローラを整えたり免疫を高めたり、頑固な便秘を改善したりしてくれるなど、健康のためには、なくてはならない有用菌です。粉ミルクにはそのエサとなる乳糖が含まれています。ビフィズス菌が乳糖を分解するときに乳酸と酢酸ができ、腸内環境は酸性に変わります。これが有害菌にとって苦手な環境となるため、有用菌が優位になり、結果的に腸を良好な状態にしてくれるのです。

3:腹もちがよくダイエットにも最適

赤ちゃんがおなかを空かせにくいようにと、粉ミルクは腹もちがいいように作られています。しかも、前記したように、必要な栄養素がきちんと含まれているので、1食置き換えダイエットには適しているでしょう。

また、乳糖は「ブドウ糖」「ガラクトース」が結びついた糖類です。実は、大人は赤ちゃんにくらべ小腸の酵素が減っており、多くの乳糖が吸収されなくなるため、摂取カロリーを抑えられる効果もあり、いいことづくめになっています。

どうやって食事に活用すればいいのか?

食事を粉ミルクに置き換えるときは、基本的に朝食がおすすめです。忙しい朝でも粉ミルクなら手軽に作って飲めるので、朝食を抜いてしまう習慣の改善にも役立つでしょう。また、空腹を感じたとしても、ランチタイムまでは3~4時間と短いうえ、外出先に粉ミルクを持参する必要もないため、昼食や夕食とくらべて試しやすいと思います。

まずは2日間試し、粉ミルクが自分の体に合っているか、味になじめるかなどを確認しましょう。体質によってはお腹がゆるくなりやすくなるので、休日などでトイレへすぐ行けるときに始めるとなお安心です。

もし味が苦手なときは、ココアや抹茶、粉末のインスタントコーヒーなどを加えてアレンジすれば飲みやすくなります。

摂取の際の注意点

粉ミルクに含まれる生乳は牛乳などを原料にしているため、牛乳アレルギー人や、牛乳が体質に合わない乳糖不耐症の人は摂取できません。また服薬中の薬があったり、病院に通っている人は、問題がないかを主治医に相談してから始めてください。

粉ミルクを飲み始めると、乳糖の影響で多くの人が便通のゆるさを感じます。そのときは粉ミルクと一緒にバナナやりんごなどを一緒に食べてください。粉ミルクの胃にとどまる時間が長くなるため、便通のゆるさが和らぎます。それでも改善しない場合は、粉ミルクの分量を減らし、摂取を一旦中止することをオススメします。

粉ミルクはダイエットや腸内環境を整える他にも、美肌や生活習慣病改善にも役立つ可能性があるのではと注目されています。大人にもさまざまなメリットのある粉ミルク。健康を意識して取り入れてみてはいかがでしょうか。


【出典】
『大人の粉ミルク』久郷晴彦著 主婦の友社
ベビータウン「母乳にもっと近づきたい!母乳と粉ミルクの違いを徹底分析」
https://www.babytown.jp/b/childcare/breast-milk/bt0763.html

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