つらい下痢の時、食べて良いものダメなもの

辛い下痢中の食事。食べていいものダメなもの

下痢でつらいとき、食欲がなくても水分補給を含め、何かしら食べないといけない気持ちになりますよね。しかし食べるものによっては症状を悪化させて、ますます下痢がひどくなることがあります。
下痢になったときには、何を食べたら良いのか、また食べてはいけないものは何か、きちんと知っておきたいところ。今回は、下痢になった際の食事についてご紹介します。

下痢の仕組みと気をつけるべきこと

食事をすると、お腹の中では食べものが胃から小腸、大腸へと移りながら、消化吸収されていきます。大腸では水分が適度に吸収され、大便として排出されます。
このときなんらかの原因で水分が吸収されないうちに肛門まで便が移動してしまったり、腸の粘膜から水分が過剰に分泌されたりすると、水分の吸収と分泌のバランスが崩れ、下痢が発生します。
下痢は腸管内の有害物質をいち早く出してしまおうとする体の防御反応のひとつです。そのため下痢止め薬を飲んで下痢を鎮めることで、有害物質が体内に留まり症状が悪化することもあります。
ひどい下痢や高熱をともなう下痢、血が混じった下痢など症状がひどい場合は、自己判断で下痢止め薬を飲まずに、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。

下痢のときに食べて良いもの

そもそも急性の下痢で症状がひどく食欲がない間は、無理に食事をとらず、水分をしっかり摂取し、半日から1日ほど胃腸の負担を減らします。
そこまでひどくない場合は、「消化のよいものを食べて安静にする」ことができればベストですが、実際下痢の際に食べてもよい消化のよいものとは、どんなものがあるのでしょう。

急激な下痢症状が和らいできたら、まずはおかゆやうどん、スープなど、胃腸に負担が少ない食品を、少しずつ食べて様子をみましょう。
消化に良いものが食べられるようになってきたら、ビフィズス菌や乳酸菌などをサプリメントやヨーグルトで摂るのもおすすめです。有用菌による整腸作用で、腸内環境を整え回復を促します。お腹が冷えているのを感じる人は、ヨーグルトは少し温めるとよいでしょう。

下痢が続くと、体内の水分や電解質が多く失われるため、脱水症状を引き起こすおそれがあります。
食事ができてもできなくても、水分は意識してしっかり補給するようにしましょう。冷たい飲み物を避け、湯冷ましや麦茶、常温のスポーツドリンクなどを少量とるようにしてください。

下痢のときに食べてはいけないもの

下痢のときに避けるもの、それは「消化の悪いもの」と「体を冷やすもの」です。では実際どんなものが消化に悪く体を冷やすのか、説明していきます。

消化に悪いものとは、すなわち脂肪を多く含む肉類や揚げ物、せんい質が多い根菜類や、糖分を多く含むケーキやお菓子などを指します。これらは消化の際腸に長くとどまるため、下痢の際には体に負担がかかってしまいます。
また体を冷やす食品の代表は、キュウリやレタスなどの生野菜や、バナナやマンゴーなどの南国フルーツが挙げられます。これらは体を冷やし、腸管に刺激を与えて下痢を悪化させてしまいます。下痢が治るまでは控えるようにしましょう。

下痢のときの食事は無理せずマイペースに!

下痢になったら、まずは水分をとりながら、食べずに胃腸を休めることが1番回復を早めます。
回復スピードにあわせてお肉などを避けながら、うどんやおかゆなど、柔らかい糖質やヨーグルトを取り入れ、徐々に食事の幅を広げていきましょう。
またビフィズス菌や乳酸菌は習慣的に摂取することで、腸内環境が整い下痢になりにくく、下痢になったときも症状の回復が早くなります。
急な下痢におそわれても、慌てず正しい対処で重症化を防ぎましょう。

(文/山田由紀子 管理栄養士)


【参考】
急なお腹のトラブル「下痢」の原因とメカニズムとは
https://lidea.today/articles/156

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