腸内環境の改善に!高カカオチョコの凄いパワー

Cocoa pod and chocolate bar and food dessert background

疲れたときについ食べたくなるチョコレート。私たちにとって身近なスイーツのひとつですが、チョコレートの中でもカカオの含有量が多い「高カカオチョコレート」を食べると、便通が改善されるという研究データがあります。なぜ、カカオを摂取すると便通が良くなるのでしょう。今日は意外と知られていない、カカオの成分や嬉しい働きを解説します。

カカオにはアンチエイジング、生活習慣病を予防するはたらきがある?!

カカオに含まれる成分として有名なのが「ポリフェノール」です。
カカオポリフェノールには、活性酸素を抑えるはたらきがあり、アンチエイジング効果が期待できます。ほかにも、高血圧の改善作用や善玉コレステロールの増加、また悪玉コレステロールの酸化抑制など、生活習慣病を予防してくれるといわれています。
多くの健康効果が期待できるカカオポリフェノール。でもカカオの凄い力はこれだけではありません。
カカオには「カカオプロテイン」という機能成分があります。近年、そのはたらきが注目を集め、多くの研究が行われるようになってきました。

チョコレートを食べると、便秘が改善する?

カカオに含まれるたんぱく質である「カカオプロテイン」にはどんな効果がわかってきているのか。ここで興味深い研究データを1つご紹介します。
大手菓子メーカー明治と帝京大学の共同調査によると、72%以上の高カカオチョコレートを便秘気味の女性に摂取してもらうと、同条件でカカオを含まないホワイトチョコレートを摂取した人にくらべ、排便回数の増加や、便の量の増加が確認できたというのです。

これは「カカオプロテイン」のはたらきによるものであることが、調査を進めていくなかで分かってきました。カカオプロテインを摂取したあとの腸内では、有用菌である「フィーカリバクテリウム」など、複数種類の「短鎖脂肪酸産生菌」の増加が認められました。
フォーカリバクテリウムという菌は、ビフィズス菌、乳酸菌の次に多い有用菌の一種といわれており、長寿の腸内に多く生息していることが確認できています。短鎖脂肪酸産生菌は、腸のぜん動運動を促すだけでなく、大腸ガンなどのリスクを下げるともいわれています。
このように「カカオプロテイン」には、意外にもお腹によい作用をもたらす可能性が、今現在も調査研究が進められているのです。

“ちょこっと”チョコを食べてスッキリおなかを目指そう!

アンチエイジングや生活習慣病の予防だけではなく、腸内環境も整え、便秘改善に効果が期待できる高カカオチョコレート。
カカオはチョコレートを食べることで摂取できるので、気軽に始められそうですよね。
カカオの効果を実感するためには、カカオの含有量が72%以上の高カカオチョコレートを、1日25gを目安に摂取することが望ましいようです。
またチョコレートは高カカオチョコレートも含め、糖分が高い製品もあるので、食べ過ぎには気を付けましょう。
気分転嫁のチョコレートを高カカオチョコレートに変えて、“ちょこっと”の頑張りで、スッキリおなかを目指しましょう。

(文/はまだ みおり・管理栄養士)


<参考>
一般社団法人日本健康食品・サプリメント情報センター(2015)『ナチュラルメディシン・データベース 健康食品・サプリメント[成分]のすべて』同文書院、372、373p
チョコレートと健康に関するレポート チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究 中間報告
http://www.meiji.co.jp/chocohealthlife/news/research.html
日経電子版、日経Gooday 30+「高カカオチョコは腸内で善玉菌を増やす」
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO08495950Y6A011C1000000

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