便秘薬が効きすぎて下痢になるのはなぜ?

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様々なメーカーから発売されている便秘薬。手に入りやすく、つい頼ってしまいがちですが、使い方を間違えると効きすぎてしまったり、下痢になるなど、危険がある場合もあります。
改めて考えたい、便秘薬の種類と適切な選び方について、見ていきましょう。

便秘薬が上手く効かない理由

「この苦しい便秘を早く何とかしたい!」そう思って薬局に行っても、棚にズラリと並ぶ便秘薬を見て、どれを買えばいいかわからず、悩んだ経験のある方も多いことでしょう。どう選んだらいいのか分からず、パッケージのイメージや見慣れたデザインを頼りに、便秘薬を選んでいませんか?
「便秘薬」とひとくくりにしがちですが、便秘薬には直接肛門に薬液を注入するものから、生薬配合のものまで、効能は様々です。
相性の良い便秘薬をみつけるためには、まずはご自身の体質や症状、便秘の原因を探る必要があるのです。

便秘のしくみを知れば、お腹の悩みともお別れできる!

そもそも、どうして人は便秘になるのでしょう。食事から消化までの流れと合わせて説明していきます。
体内に摂取された食べ物は、小腸で栄養を消化吸収され、残りカスが大腸に送られます。
通常ならばカスが大腸の中を通り抜ける過程で水分を吸収し、ある程度固まった状態の便となり、排泄されます。しかし、何らかの理由で便が上手く進めないと、便秘となります。
大腸が便を動かそうとする運動のことを「ぜん動運動」と呼ぶのですが、便秘の原因を主に3つに分けたとき、そのうち2つはこの「ぜん動運動」の不調によって起こります。
「ぜん動運動」が弱い場合には、便を送り出すことができずに「弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)」となり、逆に強すぎる場合には、腸がけいれんを起こして動きが鈍くなり「けいれん性便秘」となります。
弛緩性便秘は年齢や出産経験などにより、便を押し出す力が弱くなると起きやすくなります。けいれん性便秘の原因は、ストレスや自律神経の乱れからくるといわれています。
またトイレを我慢するなどして排便のリズムが崩れ、便意そのものが上手く起こせないと「直腸性便秘(ちょくちょうせいべんぴ)」が起きます。
このように、便秘の原因は様々。便秘薬は闇雲に選ぶのではなく、ご自身の症状と、便秘薬の効果を照らし合わせながら、選ぶことが大切なのです。

もう迷わない!便秘薬の種類を紹介

ご自身の便秘がどのタイプか、なんとなくわかったでしょうか。
続いては市販の便秘薬について、大まかなタイプをご紹介します。

刺激性下剤

腸粘膜を刺激し、ぜん動運動を促します。

膨張性下剤

便に水分を吸収させ、便をやわらかくしてかさを増すことで、ぜん動運動を促します。

塩類下剤

腸内での水分吸収を抑制し、便を柔らかくしてふくらませ、ぜん動運動を促します。

湿潤性下剤

便の表面張力を低下させ、水分を取り込みやすくし、硬い便を柔らかくし排泄を促します。

市販薬の中には、これら特徴を複数兼ね備えた製品も多数あります。
また刺激性下剤は長期間使用すると、腸が刺激になれ、効果を実感しにくくなるといわれていますので、使用には注意が必要です。

便秘薬が合わないのは相性が悪いのかも?

便秘の原因がバラバラであるように、便秘薬の効果も実はさまざま。現在服用する便秘薬の効果に満足できない方は、原因と効果を見直してみるのも良いかもしれません。
相性の悪い便秘薬を使い続けていると、逆に下痢を引き起こしてしまうことも起こり得ます。今一度ご自身の体質を振り返り、気になることがある場合には、医師または薬剤師に相談して選ぶようにしてみましょう。


【参考】
知らないと怖い便秘薬の副作用
http://www.skincare-univ.com/article/002520/
便秘薬の種類と選び方
http://www.ssp.co.jp/condition/constipation/medicine/
腸の中では何が起きているの?
http://www.taisho.co.jp/colac/sub07_a.html

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