プレ? プロ? 腸にいい食べ物の違い、知ってる?

腸にいい食べ物の違い、知ってる?

腸にいいという食べ物はたくさんあるけれど

「腸内環境を整えることは、健康的な生活に役立つ」ということは、よく、テレビや雑誌でも取り上げられていますよね。腸内環境にいい食べ物の、コマーシャルを目にする機会も多いのではないでしょうか? 「生きたまま腸に届く」とか「腸に優しい」と聞くと、どれも良さそう! と思ってしまいますよね。

でも、なぜ生きたまま腸に届かなくてはいけないの? 腸に優しいって具体的にどのような状態? と、疑問がある方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、そういった食べ物やサプリメントなどが、私たちの体でどのように働いてくれているのか、ご紹介していきましょう。

腸にいい食べ物を分類してみよう!

腸へのアプローチ方法はひとつではありません。どんな食べ物が、どんなふうに体に機能するのか? プロバイオティクス、プレバイオティクス、バイオジェニックスという3つの分類にわけて見ていきましょう。

プロバイオティクス

プロバイオティクスは、世界保健機関(WHO)によって「十分量を摂取したときに宿主に有益な効果を与える生きた微生物」と定義されています。具体的には、ビフィズス菌、乳酸菌、酪酸菌などの生きた菌を含む食べ物や製剤などのことを言い、ヨーグルトや乳酸菌飲料、ぬか漬け、味噌、納豆など、いわゆる発酵食品の多くはプロバイオティクスに分類されます。

プロバイオティクスがもたらす「有益な効果」とは、腸内フローラの有用菌を増やし、有害菌を減らす、下痢や便秘を抑える、腸内の感染を予防する、免疫力の回復といったもの。腸の健康を守り、身体が本来持っている力を強めて、手助けになるものと考えられています。

プレバイオティクス

プレバイオティクスとは、大腸にすみついている有用菌の増殖を促したり、有害菌の増殖を抑えたりする難消化性の食品成分のこと。食道や胃などの上部消化管で吸収されないのが特徴で、腸のぜん動を刺激し、腸内で有用菌のエサとなる、食物繊維やオリゴ糖などが代表的な成分とされています。

プレバイオティクスに関しては、乳酸菌やビフィズス菌といった有用菌の増殖を促進する作用や整腸作用、ミネラルの吸収を促進する作用、炎症性腸疾患の予防・改善作用などといった有益な効果が報告されています。

新しい流れ-バイオジェニックス

最近、注目されているのが、東京大学名誉教授の光岡知足先生が提唱した「バイオジェニックス」です。これは、主に、腸内フローラを介さずに身体全体に直接作用して、生活習慣病の予防、腸内の免疫機能の活性化といった働きをする食品成分のことを言います。乳酸菌生産物質、植物フラボノイド、DHA・EPA、ビタミン類、レシチンと言ったサプリメントでおなじみの成分のほか、お腹にいる腸内細菌の有用菌が産生する成分もバイオジェニクスです。新しい考え方を理解すれば、腸へのアプローチの幅が広がると言えるでしょう。

できることから始めてみよう!

なんとなくいいらしいと知っていた食べ物も、どのように体に働くかわかれば、自信を持って食べることができます。とくにサプリメントを摂り入れるのであれば、なおさらですよね。みなさんも、食べ物やサプリメントがどのような働きをするのか、見直してみてはいかがでしょうか?

【参考】
『人の健康は腸内細菌で決まる!』光岡知足著 技術評論社
公益財団法人日本ビフィズス菌センター/腸内細菌学会
http://bifidus-fund.jp/keyword/kw022.shtml
光英化学研究所
http://www.koei-science.com/category/1537961.html
日本ビフィズス菌センター
http://bifidus-fund.jp/keyword/kw014.shtml

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