腸内フローラで体質改善! 腸内細菌とアレルギーの関係

腸内細菌とアレルギー

子どものアレルギーが増えている

近年、子どものアレルギー体質が増えているといわれています。1965年の調査では、食物アレルギーを持つ子どもの割合は、小学生の約1%でしたが、2004年で約2.8%、2013年では約4.5%と急激な増加傾向にあるのです。一度引き起こすと、なかなか厄介なアレルギー。なにかいい対策はないのでしょうか?

急激に増加しつつあるアレルギー、改善の鍵は腸内フローラ?

1.アレルギー急増の理由

アレルギー反応とは、特定の物質に対し免疫システムが異常反応することをいいます。食物アレルギーは、腸の免疫システムが特定の食品を「異物」と認識することで発生するものです。文部科学省が2004年と2013年に行った調査では、小学生で食物アレルギーを持っている子は2.8%から4.5%と、9年の間に1.9%もアレルギー保有率が上昇していることがわかりました。

アメリカでも、18年の間に食物アレルギーの保有率が18%上昇しています。アレルギーを持つ子どもの増加は、日本だけでなく先進国に共通している傾向なのです。アレルギーは体質なので遺伝しますが、近年は子どもが減少傾向にありますので、急激な子どものアレルギー体質増加の理由は、環境など外的な要因が関係していると考えられます。

2.アレルゲンとなる食品は国によって違う

食物アレルギーを持つ子どもの増加は、先進国で共通する傾向ですが、実はアレルギーを引き起こす食べ物は国によって違うこともわかっています。日本では卵や牛乳がアレルゲンの主流ですが、アメリカでは牛乳や卵に加えピーナツ、スイスではセロリ、スウェーデンではヘーゼルナッツ、ノルウェーではタラ、イスラエルでは桃、というように、アレルゲンは、その国々で異なるのです。これは、国による食生活の違いを反映しているためだと考えられます。そして食生活の違いでアレルゲンが異なるのは、腸内細菌と関係があることもわかってきました。

3.腸内細菌とアレルギーの密接な関係

人の腸内には、100兆個を超える細菌が住みついているといわれています。この細菌の種類は、なにを食べて生活しているかによって異なることがわかっており、腸内の細菌の様子には地域性が反映されます。そして、この腸内細菌のタイプが、特定の食品に対し、抗体を作るよう影響を与えることがわかってきたのです。たとえば腸内に、ラクトバチルス菌が多い子どもにはアレルギー体質が少ないことが知られています。裏を返せば、この子どもたちは、ラクトバチルス菌を多く腸に住まわせることができる食生活を送っているということになります。このことは、腸内に住む細菌の種類が、アレルギーの発症と関係している証拠といえるでしょう。つまり、腸内環境を整えることで、免疫システムを正常化すれば、アレルギー症状を改善することも期待できるのです。

腸内環境を整えて、体質を改善しよう!

食べ物や空気を通して、体内にはあらゆる物質が入り込みます。そんな物質のうち、有害なものから、体を守る役目を持っている器官のひとつが「腸」です。そして、この腸の動きは、腸内の細菌によって左右されます。腸内に有用菌が多ければ多いほど、正常に腸が活動してくれるのです。

みなさんの腸は、アレルギーに耐えられる腸ですか? お子さんだけでなく、大人になってからも、腸内環境の改善はアレルギーに効くといわれていますので、アレルギーを気にされているのであれば、一度、腸内環境を見直してみてください。きっとつらいアレルギーに、腸内細菌が効果を発揮してくれるはずですよ!

※参考
http://nandemo.ciao.jp/kenko-nandemo/meneki/arerugi-/post-32.html
http://benesse.jp/kyouiku/201402/20140213-2.html
http://jams.med.or.jp/symposium/full/126068.pdf
http://mega3.jp/enteric/

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