性格は腸内細菌次第!? おなかの中からポジティブになろう

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腸内フローラが影響を及ぼすのは、健康だけじゃない!

性格は持って生まれたものであり、性格を変えることはできないのでしょうか? 実は、腸内細菌が性格にも影響を与えていることが、最近の研究で明らかになってきました。そこで今回は、腸内細菌が精神面に与える影響についてご紹介していきましょう。

腸内細菌があなたの性格を決める?

腸内環境が精神に影響を与えているなんて、にわかに信じがたい話ですよね。では一体、腸内細菌は、どのように性格に影響してくるのでしょうか? 研究チームの実験結果から、その詳細を見ていきましょう。

ネガティブな性格は腸内細菌が足りないから?

九州大学大学院医学研究院心身医学教授「須藤信行」氏が率いる、研究グループの実験結果によると、腸内細菌を持たないように繁殖させたマウスは、通常の腸内細菌を持つマウスとくらべ、多動で不安レベルも高くなったそうです。この研究結果では、腸内細菌がいないマウスはストレス反応性が亢進することが明らかになりました。つまり腸内細菌は、性格をも左右する菌かもしれないということがわかったのです。この他にも、「須藤信行」氏が率いる、研究グループは、腸内細菌についてさまざまな研究を行っており、その結果からも腸と脳の関係は明らかなものになってきています。

腸内環境をよくするとハッピーになれる!

腸内環境の精神面への影響はマウスの実験で明らかになりましたが、腸内環境が精神に関係しているという可能性については、実は100年以上前から認識されていました。19世紀末から20世紀初頭ごろの科学者は、腸にたまった老廃物が中毒を起こし、精神病を起こすのではないかと考えており、実際、精神疾患の人に対し下剤の投与や開腹手術などが行われていたと伝えられています。

事実、腸では、精神の安定に欠かせないホルモン「セロトニン」が作られています。腸内環境が悪化し、腸の機能が低下すると、このセロトニンの分泌量が低下。結果として、精神を安定させにくくなり、不安やうつなどを招くことになってしまうケースもあるのです。

腸で作られたセロトニンの作用

残念ながら、腸で作られるセロトニンが脳に直接運ばれるわけではありません。しかし、腸内で分泌されるセロトニンの量は、脳で分泌されるセロトニンの量と大きくかかわることがわかっています。つまり、腸内細菌のうち有用菌を増やして腸内環境を整えれば、セロトニンの生成を促進することができます。そしてセロトニンの量が増えれば、明るくポジティブな気持ちを持つことできるというわけです。「なんだか元気が出ないな……」「最近やる気が湧かないな……」そういったときは、腸内フローラのバランスを見直してみてはいかがでしょうか?

腸内フローラが心の平穏を保ってくれる

腸内環境は、セロトニンの分泌量を左右します。つまり、おなかの中が健康になれば、心も健康を保つことができるのです。また、腸内環境が整っていれば、精神的なストレスが肉体へ与える影響も、最小限にとどめることができます。つまり、ポジティブな心を持つために、腸内環境はとても大切! みなさんも、腸内環境を意識して、毎日を幸せに、穏やかに過ごしていきましょう。

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