《薬剤師監修》その体調不良「秋バテ」かも? 季節の変り目こそ胃腸のケアを!

2017.10.02

暑い夏も終わり、以前に比べて涼しくなってきましたね。夏バテで食欲がなくなっていた方も「さあ秋だから、スポーツの秋!食欲の秋!」と意気込んでいるのではないでしょうか?しかし、中にはなんだか身体が思うように動かない、食欲が出ない…という方も多いのでは? このような症状が見られるなら、もしかしたら「秋バテ」を起こしているのかもしれません。
今回は、夏から秋への季節の変わり目に陥りがちな、秋バテとその予防についてご紹介致します。

秋バテが起こる原因は? 夏バテとの違いとは?

食欲不振や全身のだるさ、倦怠感の症状などで知られる「夏バテ」とは、主に冷たいものの摂りすぎや、冷房と外気の気温差が原因と考えられています。その一方、「秋バテ」の主な原因は温度変化による自律神経の乱れ。

夏から秋への季節の変り目は、朝晩と日中の気温差によって自律神経が乱れがちになります。自律神経は、体温や胃腸を機能させる働きを持ちますが、暑さや寒さに対する体温調整にたくさんのエネルギーを消費すると、そのぶん自律神経にも負担がかかり、血液の流れも悪くなります。そのため、夏バテと同じような症状に加えて、肩こりや頭痛、食欲不振や胃もたれ、立ちくらみや不眠などの症状が現れます。

また、夏場に冷たいものを摂りすぎて内臓が冷えていると、胃腸の機能が低下して食欲不振や胃もたれを引き起こします。これもまた、血液の流れを悪くして秋バテ症状を引き起こす一因にもなります。

自律神経が乱れるとどうなるの?

自律神経は、体温調整はもちろん、心臓や胃腸を動かしたり食べ物を消化したりするのに、自分の意思とは関係なく動きます。つまり、私たちの生命の活動を維持している神経です。

そのため、これが乱れると身体にさまざまな不調をきたし、免疫力も下がってしまうため、風邪をひきやすくなることも。また、ストレスも溜まりやすくなってしまいます。

秋を過ぎると気温や湿度もどんどん下がって、ますます体調管理が必要になってきます。秋バテをそのまま放置し冬まで不調をひきずらないよう、季節が変わるこの時期こそ、きちんと対策することが必要です。

秋バテ対策に、食事で身体を整えよう!

秋バテ対策のひとつとして、まずは胃腸を整えることを心がけましょう。

食べ物の美味しい時期ですが、食べ過ぎは禁物。食べすぎることで、胃酸が過剰に分泌され、胃もたれはもちろん、ニキビや肩こりの原因にも繋がります。ですので、食事は腹八分目にするなど適度を心がけることが大事。胃腸が弱っているときには無理をせず、消化が良く胃にやさしいものを1日3食、規則正しく摂るようにしましょう。揚げ物などの脂っこいものは避けて、胃の粘膜を保護してくれる、ネバネバ系の山芋やオクラなどがオススメです。

また、まだ暑さの残る時期だからといっても冷たいものはなるべく控え、スープや温かい飲み物で胃腸を温めるようにしましょう。お酒も身体を冷やしやすいので注意してくださいね。

胃腸は、身体の調子を整えて、免疫に関与する器官でもあるので、なるべく温めることが大事。生姜やにんにくなどの薬味を使用した料理も、身体を温めてくれるのでオススメですよ。

夏の疲れを残さず、秋を体調万全に過ごすためにも、胃腸の調子を整えて、快適に過ごしましょう!

【参考】
秋バテを侮らないで!秋バテの症状・原因・対策・食事などを解説|ミナカラ
“秋バテ”に要注意 対処方法は?|解説委員室「くらし解説」
自律神経とは|自律神経失調症net大辞典

この記事を監修してくれた方

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秋吉佑美

薬剤師・栄養研究家・マクロビ上級。宮崎で生まれ、岡山、大阪で過ごし、宮崎にUターン。薬剤師の仕事をしながら、栄養学に興味をもち、栄養指導やレシピ制作も行っている。「私たちの身体は食べたもので出来ている」ということを日々の食生活で実感。薬ではなく、食事で心と身体の元氣を伝えていきたいと思い2014年からブログを立ち上げている。
「朝時間.jp」にて朝美人アンバサダー兼任。美容雑誌「MAQUIA」では「チーム美セレブ」としても活動中。
YUMIPO SMAILE AINA http://yumipo-smileaina.com/

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