世界で一番腸内環境がいいのは日本人?国によって異なる腸内環境

2017.07.27

日本人の腸内環境は世界でもトップクラス?

世界各国にはそれぞれ生活習慣や食文化があります。様々な人種が存在していますが、その国それぞれの文化や遺伝によって、腸内環境は違っていることが研究データによって判明しています。

また最近になって、日本人の腸内細菌の特徴は、世界的にみても長寿や、肥満が少ない理由の解明になるのではと、期待が高まっています。

今回は興味深いデータとともに、世界全体で腸内環境を比較したお話をご紹介します。

腸内フローラは世界で3つのパターンに分けられる

食文化が異なれば腸内環境が違ってくるのは誰もがわかることですが、実は腸内フローラの特徴を国別で分類していくと、主に3つの傾向に分けることができます。

1:日本・フランス・スウェーデン・オーストラリア
2:中国・アメリカ・スペイン・ロシア・デンマーク
3:ペルー・ベネズエラ・マラウイ

研究データによると、日本人の腸内環境の特徴としては、ビフィズス菌などが多く、古細菌が少ないことが挙げられます。炭水化物やアミノ酸代謝に優れた腸内細菌が多いようです。

また海藻類の消化をできる腸内細菌は、日本人の90%の人が保有しているのに対し、諸外国の人の保有率は15%に満ちませんでした。総合すると、日本人の腸内環境は、非常に良いといえそうです。

また日本と中国は食文化も似ている同じアジア圏であるにもかかわらず、別グループになるという結果に。日本は腸内環境という側面からみると、フランスやオーストラリアなど、ヨーロッパ諸国と腸内環境が比較的似ていることが判明しました。

日本人やアジアの子の腸内環境の特徴

では、アジアの子どもたちの腸内環境はどうでしょう。日本の研究チームが、アジアの5つの国と地域(中国、日本、台湾、タイ、インドネシア)を対象に、子どもの腸内細菌について調査をおこなったところ、こちらは大きく2つのグループに分けることができたそうです。

グループ1:ビフィズス菌とバクテロイデス属細菌を主体とするBBタイプ
日本や中国、台湾の子どもに多く見られる傾向です。日本の子どもは、大人同様、ビフィズス菌の多い人種であることが判明しました。

グループ2:プレボテラ属細菌を主体とするPタイプ
インドネシアやタイに多く見られる傾向です。プレボテラは食物繊維の分解酵素が強いことが判明しており、でんぷんや食物繊維など、消化の悪い食事をとる機会が多いことが、Pタイプが多い要因ではないかと推測できます。

子どもも大人も、日本人はどちらも世界的に見て腸内環境が良い人種。あなた個人で見た場合、腸内環境はいかがでしょう。ぜひ高水準をキープできるよう、よい食生活を心がけましょう。

ウントピ!『日本は他国に比べると良い腸内細菌を持っている』
12カ国調査で、日本人特有の腸内フローラの解明が進む。
ハザードラボ『ニュース 健康』

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