ピリピリ腸度をチェック!
薄着の季節が訪れると、気になってくるのがポッコリとふくらんだおなか。夏が来るまでにへこませたいと考えている人もいることでしょう。
「ポッコリおなか」といっても、さまざまタイプがあり、それぞれ原因が異なります。おなか全体が風船のようにポッコリと硬く膨らんでいる方は、ストレスフルなピリピリ腸の可能性があります。
以下のテストで、あなたのピリピリ腸度を確認してみましょう。
□おなかが張ることが多い
□日々ストレスを感じる
□緊張するとおなかをこわす
□おなかを下したり、便通が滞ったりを繰り返すことがある
□寝つきが悪かったり、よく眠れなかったりする
□真面目で几帳面な方だ
□腹痛があるが、少ししか便が出ない
□食後、急におなかが痛くなることがある
□便が出ると腹痛がおさまる
□2カ月以上、食べないダイエットを続けている
※5個以上当てはまる方は、ピリピリ腸の傾向があります。
ピリピリ腸の原因
慢性的なストレスによって腸が敏感になり、けいれんを起こすこともあります。これにより腹痛やおなかを下したり、便通が滞ったりを繰り返し、次第におなかが張ってきます。
また、極端なダイエットによる腸内フローラの乱れから便秘になり、おなかの張りにつながるケースもあります。10代後半から20代の女性、仕事をがんばっている30代の女性に多く見られます。男性の場合は、おなかを下してしまう
方が多いようです。
ピリピリ腸を改善する食生活とは?
腸内環境を整えるには、食事や日々の習慣など、生活スタイルの見直しも大切です。積極的に取り入れたい食材やケアなどをご紹介します。
<食事のポイント>
・疲れているときは、刺激の強い食事やアルコールや冷たいものは控えめにしましょう。
・温かいものや消化のいい食事を心がけましょう。
【おすすめ食材】
海藻、きのこ、オクラ、納豆、寒天、おくら、とろろなどなどのネバネバ系、小麦ふすまなどがおすすめです。わかめは煮込んで透明なネバネバを引き出して食べるのがコツ。
体を温める味噌と一緒に、火のエネルギーを入れて食べるみそ汁は、内臓も温まります。
<生活のポイント>
・冷やさないよう、体を温めましょう。
【おすすめケア】
・使い捨てカイロなどで、おへそを中心に温める
・湯船につかる
・深呼吸をする
・のんびりする日をつくる
ピリピリ腸には、外側から働きかけるマッサージも効果的です。腸さすりマッサージのやり方をご紹介します。
(1) 腰背部を両手の平でシュッ!シュッ!とリズミカルにさする。
(2) わき腹を同じようにリズミカルにさする。
(3) お腹の前面を同じようにリズミカルにさする。
※自然な呼吸を心がける。
※20~30回ずつ、さすっている場所がポカポカと温かく感じるまで行う。
ピリピリ腸が改善されれば、ポッコリおなかにアプローチできるのはもちろん、日々のスムーズな排便にもつながります。「もしかしたら、ピリピリ腸かも…」と思ったら、上記の方法を試してみてくださいね。