• TOP
  • 腸活How to
  • おなかが鳴るのはどんなとき?原因と対策方法とは

おなかが鳴るのはどんなとき?原因と対策方法とは

仕事の会議中や、学校での授業中のような、静かなときに限っておなかが「グー」「グルグル」と鳴ってしまい、恥ずかしい経験をしたことはないでしょうか。空腹のシグナルといわれる「おなかの音」が鳴る原因と対策方法を紹介します。

おなかが鳴る原因

おなかが鳴る音やおなかが鳴ることを、医学的には「腹鳴(ふくめい)」と呼びます。聴診器を当てると聞こえる音で、誰のおなかからも腹鳴は聞こえてくるものです。しかし、一時的に大きな腹鳴が出て、周囲に聞こえてしまうことがあるのです。

空腹時にどうして、おなかが鳴りやすいのか

おなかが鳴るのはどんな時?原因と対策方法とは

おなかが「グー」と鳴るのも、「ゴロゴロ」「グルグル」と鳴るのも、胃や腸のなかにあるガスと液体がぜん動運動によって移動するためです。空腹時に胃が「グー」と鳴るときは、空腹時に十二指腸から分泌されるモチリンというホルモンの作用で、胃から小腸へと伝わるぜん動運動が生じます。これを胃の「空腹期収縮」と呼び、食事をとってから8〜10時間後に起こります。つまり、胃がからっぽになるころに収縮運動が起きるため、空腹のシグナルといわれるのです。

また「ゴロゴロ」「グルグル」と下腹部から鳴る音は、腸内のガスなどが上行結腸や横行結腸を移動するときの音だと考えられています。

その場で、おなかが鳴るのを止められる?

おなかが鳴るのはどんな時?原因と対策方法とは

ただし、腹鳴は健康な状態であれば自然に起こるもの。腸管の内容物を腸へと流す運動は、いわば掃除しているようなもので、無理に止める必要はありません。しかし、大きな音は困りもの。そこで腹鳴を抑えるのに役立つ可能性がある対策方法を紹介します。

姿勢を変える

腸のぜん動運動は、自律神経によってつかさどられているため、意識して自分で腸の動きを止めることはできません。つまり、おなかにグッと力を入れたり、おなかを膨らませたり、息を止めたりするのはおなかを鳴るのを止める方法としてはあまり意味がないのです。

腹鳴の要因の一つが、消化した液状の食べ物や消化液が通る道が狭くなるため。そのため、姿勢を正したり、腰を捻ったりして、姿勢を変えることで腸が狭くならないように動かしてみると音の鳴り方が変わるかもしれません。

日ごろからできる、おなかが鳴るのを抑える対策

おなかが鳴るのはどんな時?原因と対策方法とは

空気の飲み込みを防ぐ

胃や腸が収縮したときの、内部の気体が音の原因になっている可能性もあります。早食いを避けてよく噛んでゆっくりと食べるようにして空気をあまり飲み込まないようにしたり、炭酸飲料やガムを控えるのも一つの方法といわれています。

おなかの調子を整える

腸の活動のリズムを整えるために、以下のようなことを心がけるといいでしょう。

  • 朝食をきちんととる
  • 朝食後にトイレへ行く
  • 悪玉菌を増やすたんぱく質や脂質を摂りすぎない

おなかが鳴ってしまっても…「健康な証拠」と心得よう

大きな音は困りものではありますが、あの音自体は腸が健康に動いている証拠でもあります。あまり気にしすぎるとかえってストレスのもとにもなりかねません。過度に心配せず、腸ががんばっているサインと捉えるといいでしょう。

【参考文献】
「腹鳴」「過敏性腸症候群」(徳島県医師会WEBサイト)
持木彫人「胃収縮の基礎」(『日本消化器病学会雑誌』第118巻 第2号 2021年)
「緊張するとお腹が鳴ります・・」(帝塚山クリニック「音川院長の健康ブログ」)
「消化管運動と脳・腸相関」(埼玉大学 理学部 / 大学院理工学研究科 生体制御学科 / 生体制御学プログラムWEBサイト「生物エッセイ」)
「便秘と食習慣」(厚生労働省「e-ヘルスネット」)

  • 腸内細菌研究の内藤裕二先生に聞く
RECOMMEND
おすすめ記事
pagetop